永遠はない

ゼロ金利政策は生きているうちはなくならないと言っている人がいた。
でも、金利はようやく動き始めた。

いまだに、住宅ローンを借りるなら絶対変動だと言っている人がいる。
絶対はないんじゃないかな。

まあ、常に市場をチェックできる人なら変動金利を選んで間違いないとは思う。
ただ、金融資産管理よりも仕事や遊びに忙しい人は固定金利にして一切忘れるというのも悪くないのではと思う。

長期ローンであっても、借り手から10年くらいが金利の影響を受けやすい時期だ。10年は現在の金利水準が続くと考えるのであれば変動でもいいかもしれない。
ただ、この予想はギャンブルである。家のローンで長期のギャンブルをしてよいかどうかはその人の人生観による。

そして、ただいま2024年月現在は、一方的に円安が続くと思っている人が大勢いるに違いない。
中には金利差はなんらかのハプニングで逆転すれば円高に進む可能性もあると考える人もいるけれど、永遠に円安が続いて200円、400円、1,000円となると考えるのは極端である。

金利も為替も、自分がどんなに努力しようが変えることができない。
世の中には頭のいい人や偉い人がたくさんいるが、誰一人、金利操作や為替操作に成功していない。
日本銀行でさえできないのだし。

そういうものは気にしないというか、気にしなくてもいい経済行動を取るのが人生を有意義に生きるこつなのではと思う。
長期分散投資や固定金利ローンはそのための仕組みである。
もちろん、大きく儲からなかったり、手数料が大きかったりする。
ただ、救いがたい失敗をする可能性は少ない。
その分、別のことに力を注いだ方がいい人生になると思う。