楽天モバイルはまだまだ厳しい

2024年5月14日に発表した2024年度第1四半期決算では、楽天モバイルが黒字化目前とされている。

現在の挽回は会長ページ効果

資料をよく見ると、新規獲得費用を除くとなっている。
決算発表でそこを除いてしまうのは不誠実である。

現在の新規契約の伸びは新規獲得に費用をかけているからである。
木谷会長ページというところに行くと14,000円還元。かつ、他の施策と併用可とのこと。
現在では制限もかかっているというが、携帯乞食と、ノルマに追われた楽天グループ関係者は迷わず10回線契約。
いくらARPUの拡大策を検討しようにも、ひとりで10回線も使いきれない。
利用実態をつくるため時々電源を入れるのは手間だが、1円端末であれば支払いよりも受け取りの方が大きくなる。
14,000円の受け取りが終わった時点で解約する人が多ければ、純増が止まると予想している。

経済圏への影響

「エコシステムARPUアップリフト」なる指標まで設けて楽天との相乗効果を期待している。
しかし、積極的に楽天モバイルを選んだ個人利用者は、楽天経済圏にいるからモバイルを他社から変えたという人が多いだろう。
相乗効果の起点が逆である。