農作物風評被害

牛乳はバターにすれば大丈夫なのかもしれないが、政府からの発表が小出しになっている状態では事故現場周辺の食物は誰も買えないし、日本の食物はどの国からも買ってもらえない。放射性ヨウ素半減期が短いが、放射性ヨウ素ではない何かが含まれていると疑いたくなるのが人情である。
なんとか牛乳を廃棄しないようにする手はないのだろうか。被災地では食べ物に困っているはずなのにとてももったいない。
チャリティー・イベントが今日のサッカー以外にも各種行われているが、政府が買い上げた食物を会場で無料配布したらどうなるだろうか。ここで受け取りを拒否するかどうかで、人々が本当に被災地支援をする気があるか試せるような気がする。
わたしだったら、賞味期間ぎりぎりまでとっておいて、配布された食物を先に食べた人が体調を崩さなければ食べるだろう。申し訳ないが最初に食べる気にはなれない。食べ物はもったいないからと言って嫌々食べるのも失礼なので、少しでも安心して食べたいものだ。
拒否する者がいたからといって、個人のレベルでは偽善者と断定されるわけではない。食べ物は敬遠するが、労力又は財産なら提供できるというのなら立派な被災者支援である。ただ、農民にとってはやはり丹精込めて作った作物を食べてもらうことこそが支援である。誰が彼らに支援できるのだろうか。国務大臣が毎日食べながら記者会見するしかないのだろうか。
SMAPAKB48がコンサート会場で食べれば、みんな食べるだろう。