選挙妨害

衆議院東京15区補欠選挙
泡沫候補が他党の演説を妨げている。他党の選挙カーに近づいて、即答しにくい質問を大音響で浴びせる。
立憲民主党も小池知事もやられている。

かつて党の代表が国政政党の演説を乗っ取ったことでノウハウを得て、今回の選挙で派手に展開している。
日替わりで各党の演説に介入を続けている。

供託金を捨てるつもりでやっているから、無敵の人である。
大音響で相手を威嚇する行為は通常であれば違法性が高い。
公職選挙法は選挙のやり方を規制しているが、一方で選挙管理委員会に届け出ている候補者であれば、なんでもやり放題。
民主主義への介入と解釈されることを恐れ、検挙されにくい。

泡沫候補は、演説予告を察知して、先回りして現地に行く。
先に場所取りをしていたので、演説を始めた相手候補が選挙妨害だという主張をしている。
ただ、映像で確認すると、相手候補が場所を移動してもくっついていく。先に場所取りをしているという言い方は無理がある。
卑劣と思う。

選挙管理委員会が場所取りを調整するようにしたらどうなるか。
三者を入れれば解決しそうな気もするが、競合したときに公平に調整するのは不可能である。

これを機に街頭演説を禁止にして、ネット演説に切り替えたらどうなるか。
ネットであれば、空間としては事実上無限大である。

お年寄りがネット演説を聞けないという議論、そろそろいいんじゃないんですかね。
投票所や不在者投票の会場として役所や公民館を使っているのだから、そのついでに「選挙期間中にテレビかパソコンを置きます。政見放送を1日中自動再生しておくので見に来てください」とすればいいんじゃないですかね。
政見放送は街頭演説より時間が短いが、応援演説や名前の連呼がほとんどであり、本人の話を声で聴きたいなら政見放送の方が適していると思う。
仮に、インターネットへの転換を高めるとして、ここでは、その行く先がどこかを確認したい。

1. 政党または候補者が独自に配信サイトを構築する
2. プラットフォームを利用する

この2つが考えられるが、1は資力さえあれば選挙ゴロハッカーを雇って妨害することができる。
ハッカーとのつながっている証拠さえつかまなければやりたい放題である。

では2はどうか。ニコニコ動画くらいだったらサーバーを落とすことはできるかもしれない。
あるいは、Youtubeなどに頼るのだろうか。
外資がいなければ、外資にお金を払わなければ日本で選挙が成立しないというのもよくないと思う。

演説を行う者に対して、別の者が執拗に言葉をぶつけ、相手からの停止要請に応じない行為は、違法にしなければいけないのではないか。