イヤホンを選ぶ

携帯電話で音楽を聴きたくてイヤホンを買った。2008年にも「携帯電話とイヤホン」という書き込みをしたが、実はまったくわかっていなかった。以前たまたま買ったイヤホンがたまたま当たりだった。今回、買い換えたところ、はずれを買ってしまい、ちょっと損をした気分だ。
イヤホンは、袋から取り出し、使いたい場所で使ってみないと当たり外れがわからない。さらに、売り場ではわかりづらい陳列になっていて、消費者に不親切である。しかし知識があれば、はじめから明らかに買ってはいけないものを避けることはできる。

  • 巻き取りリール式は、大変使いやすいが大変壊れやすい。リールからコードをのばすときにはコードを引っ張らなくてはならないため、どうしても付け根が損傷してしまうようだ。巻き取り部分に重みがあることで、使用中も常時引っ張られる状態になる。その対策として、巻き取り部分にクリップをつけている便利商品もあるが、必ずしもクリップがつけられない服もある。物を丁寧に扱う人向きだ。わたしのように、使い終わったらかばんに放り込むような人には向かない。
  • 千円未満のものは、高音がきつくて使えない。音が出ないので仕方がないので音量をあげたくなる。電車の中でがんがんやっている人は、たぶん安いイヤホンを使っているのだろう。
  • 製品のパッケージはちゃんと読む。出力可能周波数や最大入力、インピーダンスをまじめに表示している方が、製造メーカーの自信を感じ取ることができる。実際にそうかどうかはわからないが。
  • パッケージにコード長を表示していないイヤホンがあるが、消費者のことを考えていない証拠だ。長さは重要な要素にもかかわらずだ。80cm、90cm、100cmなどがあるが、変換プラグをつけるとさらに長さが変わる。長すぎるとたるむし巻き取りが面倒。短すぎると引っ張られて早く損傷してしまう。
  • デザインのかわいさやかっこよさは、全く関係ない。誰もイヤホンをしているあなたなんて見ていない。「プレイヤー本体と色を合わせる」という人もいるが、そんなものにもだれひとり注目していない。まあ、自分がかっこいい、かわいいと感じるのがファッションの第一歩であるので、デザインで選ぶことを止めはしない。
  • 携帯電話のプラグは、統合型が主流になりつつある。3Gになって登場した平型プラグもだんだん種類が減っている。
  • ステレオミニプラグとの変換プラグも売られている。なるべくごっつくないほうが使いやすいように思える。
  • 高級機種は魅力的だが、イヤホンを使う環境、すなわち移動中や街中で理想の音を出せるのかどうかは疑問である。ただし音量を上げずにいい音が聞きたいとか、周りの音による影響をなるべく減らしたいなど、目的を持って買うなら選択肢に入ってくる。
  • 装着部分はカナル型がおすすめだ。
  • イヤホンだけでなく、イヤーパッドにもこだわりたい。わたしはカナル式イヤホン向けの4個入り500円程度のものを使っているが、遮音性に優れ、ちょっとコードが引っ張られても耳から抜けにくい。しかも、高級イヤホンを買うより安い。
  • Bluetoothは、電池切れが気になるのでまだ試していない。無線式(radioという意味ではなくて、非有線という意味)なので、入力がなくても「サー」とか「ブー」といったわずかな音が出ていたりするのだろうか。