バスで横になる人

 今朝はバスに乗りました。一列4席の中距離タイプで、半分に届かないくらい席が埋まっていました。
 高速道路に乗ったところで、前の席のかわいらしい人が寝始めました。そのうち、2席を使って横になってしまいました。終点までノンストップなので後から乗ってくる人の心配をする必要はないのですが、気になることがありました。
 わたしも疲れて帰るときには横になるときがあります。でも、わたしは通路側の席に座ることが多いです。窓側は夏暑く、冬寒いです。体の半分が外気の影響を受け、半分が空調の影響を受けるのがあまり好きではありません。新幹線でも飛行機でも通路側を好みます。すると、バスで眠くなったときにはシートベルトをしたまま体を傾けると、頭は窓側になるのです。ところが、その人は通路側のひじあてに頭を乗せていました。
 もし誰かが側を通ったらぶつかりそうな位置です。というか、いたずらで、こづいてみたい衝動にかられました。あまりにも無防備です。あと、バスが障害物を踏んだり、大きな段差を通ってバスが揺れたときに、固いひじあてが口のそばにあると舌を噛みやしないかと心配になります。

 心配で心配で、わたしは眠れませんでした。