モバイルSuica リニューアル決定

JR東日本モバイルSuicaアプリが更新されるそうです。
https://www.jreast.co.jp/press/2020/20210210_ho01.pdf

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引用: JR東日本ニュース
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アプリ告知ページ

わたしはそろそろSuicaのシステムを刷新した方がいいと思っていたのですが、COVID-19がもたらした運輸業界への大逆風により、そんな予算はなくなってしまったと思います。ただ、たぶんCOVID-19よりももっと前から計画されていたであろうアプリの改修はまもなく実現するそうです。
どんな改修かはニュースだけではよくわからないが、今必要なのは冒頭に書いてある、画面デザインの改善だと思う。

普通車グリーン券を買ってみよう

 定期券購入などでたまるJREポイントを、首都圏の通勤電車に連結されているグリーン車の切符に変更できる。申し込むとしばらく経って郵送されてくるものもあったが、今はモバイルSuicaに取り込むサービスが駅での購入よりも値段が安いのでお勧めである。
 ところが、無事にもらえるまでの手順が長い長い。
 アプリのトップ画面を含めて、13画面ある。常連であればログインは簡略化されているが、駅名を入力する必要もある。

 手順は次の通り。だめだめユーザー・インターフェースに敬意を表して、画面べた張りだらだら縦スクロール画面でお届けする。

 事前に専用アプリで申し込みをした後、

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1. モバイルSuicaを起動する。トップ画面が現れる。
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2. チケット購入タブを押す。最初のメニューが現れる。
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3. Suicaグリーン券を押す。ログイン画面が現れる

多頻度客向けに提供されている「クイックSuicaグリーン券」機能が使えないのが最初の疑問。よく機能を使う人に、少ない操作でグリーン券を買える機能を提供しているが、その機能を使う人の多くはポイントが貯まる。そのポイントを使うときのクイック機能が用意されていない。ポイントで電車に乗るんだからちょっとは苦労しなさいということらしい。ただし、ID、パスワード情報はアプリの中に保存できるので、毎回入力する手間は省かれている。

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4, ログインのリンクを押すと、お知らせ画面が現れる。

このお知らせ、電車がホームに入ってきていて慌てているときには読み飛ばしたい。でもできない。クイックSuicaグリーン券ではないから。

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5. 長いのでスクロールしないと先に進めない
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6. 「Suicaグリーン券購入・払戻」を押すと、購入画面が出るのかと思いきや、注意事項が現れる。
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7. 「確認」を押すと、ようやく「Suicaグリーン券購入・払戻」画面が現れる。

ここで出てくる「ポイント交換情報」というリンク名。どうして「情報」という体言止めを採用してしまったのだろうか。新規購入、履歴購入を動名詞にしたのだから、「引換ポイント照会」とか「引換グリーン券受取」がいいと思う。

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8. 「ポイント交換情報」を押すと、「ポイント交換受取内容確認」画面が現れる。

「引換ポイント照会」ではなく「ポイント交換受取内容確認」である。二字熟語の4両編成である。

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9. Suicaグリーン券受取りを押すと、グリーン車乗車駅検索が表示される。
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10. 乗車駅を手で入力すると、乗車駅を選ぶ選択肢が現れる。

似た名前の駅が多いので、確認画面を設けたのはいいが、他に候補となる駅がなくても必ずこの画面は出る。

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11. 「降車駅への入力へ」を押すと、降車駅入力画面が表示される。
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12. 降車駅を手で入力すると、降車駅を選ぶ選択肢が現れる。乗車駅と同じ。
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13. 「次へ」を押すと、Suicaグリーン券受取確認画面が現れる。
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14. しばらくペンギンが回るのを見届けた後、Suicaグリーン券受取完了画面が現れる。

 操作が苦手な人は、電車入線の放送が流れてから操作を始めたら間に合わない。席の前で不安定な電波を心配しながら入力を続けなければならない。そのうち客室乗務員がやってきて「購入が完了していないようですが」と催促に来る。優雅なグリーン席を夢見ていたのにとても緊張させられる。

2021年3月版は期待してよいのでしょうか

 フィーチャーフォン向けに開発したプログラムを横展開している。この度スマートフォン向けに作り直したアプリでは大丈夫だろうと信じている。当然、最も優遇すべきポイント利用客の操作は最も便利になってしかるべきである。バージョンアップが楽しみだ。

ホテルのサブスクリプションサービス利用の心得

 2021年2月、帝国ホテルがサービスアパートメント事業を開始。ホテルの部屋を賃貸のように使ってもらうサービスで、国会議員が文通費で泊まると言って話題になった。
 3月には三井不動産のホテルチェーンも開始するという。
 これまでも一部チェーンで見られたが、稼働率向上、安定収入のために収益率を犠牲にする動きは広がりそうである。
 帝国ホテルはさておき、都心で10万円くらいの家賃で狭い賃貸に住んでいる若者がホテル暮らしに乗り換えることは可能なのだろうか。出張や転勤の機会がある業界にいる人にとっては珍しくない話かもしれないが、うちの会社は1か所で毎日そことの往復のみです、という人には想像することが難しい。
 実際にホテル暮らしを検討することになった場面を仮定して、注意すべきことなどを挙げていく。

動機
  • 短期プロジェクトで、赴任ではないが現住所から遠隔地で作業するように言われた
  • 賃貸物件の契約が切れるので、ホテル暮らしをやってみたいなと思い立った
  • 憧れの都心に住みたいが、ずっと住むほど貯えがあるわけではない
  • 繁忙期を迎えたため、一時期だけ勤務地のそばに住みたい
  • アレルギーのため花粉からの疎開が必要
  • ワーケーションがしたい

などがある。どんな動機でもいい。

予算

 ホテル側が30泊いくらと出しているので、その1.5倍ほどを用意しておけばいいだろう。一方、現住所の家賃電気水道ガス通信費駐車場駐輪場などの固定費を削減できるのであれば原資を確保しやすい人もいるだろう。家族はそのままで自分だけ別居する場合は、会社から経費負担があるのが前提。

ホテルのサブスクリプションサービスを検討する人向けのチェックポイント

 ネットの宿泊予約サイトが普及したおかげで、例えば備品、設備は充実されてきたように思える。大手チェーンであれば、設備、備品の一覧表をできるだけ〇で埋めようとしている。例えばコインランドリーの設置率は上がっているように感じる。
 また、他店の宣伝はWebで読めるので、対抗上、似たような内容になってきている。
 ただし、決め手はサイトで確認できることとは別のところにあるのではないかなと思う今日この頃である。

必ず試泊をする

 空気が悪い、においが鼻につく、かび臭い、禁煙室なのにたばこ臭い、枕が合わない、なんとなく雰囲気が悪い、外の音がうるさい、隣の部屋の物音が聞こえるなど、人によってさまざまだが、大金を払い込んだ後にどうしても我慢できないことが見つかると厳しいので、必ず試しに2、3泊は泊まってみる。「連泊プランを検討しているので、まずは連泊プランと同じタイプの部屋に泊まってみたい」と申し出てみよう。
 なんとなくほこりっぽいと感じたら、家具やベッドを少し動かしてみたり、備え付けの器具の裏側などを見てみる。かび臭いと感じたら、おふろの湯舟と壁の間の隙間に綿棒を差し込んでみる。あるいは、排水溝のふたを開けて排水管までのぞいてみる。旅行で宿泊するときには知らずにすむ方がいいことなので絶対見ないけれど、長期一括前払いするなら不都合な真実は知っておいた方がいい。リスクを避けるためには新規オープンのホテルを選ぶ手もある。リノベーションでもいいのだけれど、小規模なリノベーションでは水回りはそのままのこともある。
 意外な話としては、夜は特別きれいではなくてもいいので遠くの夜景を見て落ち着きたい人、朝は自然光で起きたいという人という人がいる。カーテンを開けたら目の前がオフィスビルで、部屋の中まで丸見えだったとすると、こちらも丸見えということなので、ちょっと厳しい。
 使う予定はなくても夕食、朝食、部屋の清掃などを利用してみる。そのホテルのサービスの質がわかる。何か用件を作るでも世間話をするでもなんでもいいから、滞在中にフロントと会話をする。
 部屋はそこそこなんだけれど、レストランも閉まりっぱなし、隅に作業道具が積んである、休憩コーナーが荒れ果てている、喫煙所から煙が漏れるという場合は、長期滞在していると粗が見つかりやすい可能性がある。
 大浴場は、お風呂好きは重視してもいいが、都会であれば近所のスーパー銭湯でも間に合うかもしれない。家探しと同じで、完璧な条件のホテルは見つからないので、普段の生活で譲れないものを中心に確認しておこう。

仕事場としてふさわしいかを確認する

 部屋で仕事をしたい場合は、コンセントの場所と数、机の広さ、部屋の明るさも確認したい。部屋の明るさだけが問題なら、安い女優カメラを買えばよい。
 PC作業はラウンジでやりたい人もいるだろうが、画面をのぞき見されないようにできるだろうか。
 テレワークをするなら、zoomなどのリモートの会議ツールを使ったときに背景に何が移るか確認しよう。いつも別の背景を使ってる人でも、万が一映ってしまった場合に大丈夫だろうか。「あれ、この人、ホテルにいるの?」と気づかれても自分も相手も気にしない場合以外は、ホテル暮らしであることを悟られない方が仕事の打ち合わせにはよかろう。例えば「配偶者とけんかして別居中なのかな」とか、余計な詮索をされるのも困る。単身赴任中の人、全国を飛び回っている人と認知されているのであれば問題ではないが、「自宅以外の作業でのテレワークを認めていません!」という上司や契約先も少なからずあるだろう。
 少し経済的に余裕があるならば、ホテルは寝るためだけの場所として、仕事はコワーキングスペースを使うという場合もあるだろう。

通信環境を調べる

 Wi-Fiは、仕事だけでなく私的に使う人が多いだろう。ホテルが提供する説明書に従って設定ができるかどうかも重要だが、どんなネットワーク名(SSID)の電波が飛び交っているかを見てみよう。似た名前のものが乱立している場合、本当にホテルが設置したアクセスポイントなのか疑う必要がある。パスワード認証を有効にしていないものは、プライベートのスマートフォンであっても使わない方が無難である。会社のパソコンなどは会社のルールに従い、インターネットのアクセス手段として使ってよいかどうか確認が必要。回線計測もしてみる。つながりはするのだけれど遅くて使い物にならないようであれば仕事には使えない。ホテルの人口密度は高いので、隣の人もWifiを使っていると帯域が混雑して不安定になることがある。その場合は、モバイルルーターとパソコンなどをWi-Fi以外の方法(Bluetooth、USB)で接続できるとよい。
 ただ、同じ階に誰が宿泊するかで電波の安定性は決まってしまうので、試泊時は大丈夫でも常に使えると思わない方がよい。代替手段は、携帯電話回線を用いることになるが、ビル密集地のビジネスホテルだと電波の入りが悪いことがあるので要注意だ。
 リゾート地でのワーケーションでは、部屋からの景色を楽しむために窓が作られていることが多いが、その方角には携帯電話会社の基地局がない。扉の防音がしっかりしていて廊下の音が聞こえないいい部屋。それは携帯電話が使いにくい部屋かもしれない。長期滞在では景色は飽きるので、オーシャンビューじゃなくてもいいですと申し出てみる手もある。

荷物を送ってみる

 試泊の際に、必要があろうがなかろうが、荷物をフロントまで送ってみよう。その荷物がすぐ出てくるかでフロントの実力がわかる。チェックインのとき「お部屋に運んでおきました」と言われたら満点*1。宅配便の荷札に「〇月〇日チェックイン予定」などと、受け手が扱いやすいように配慮するとよい。
 週末は現住所に帰るなど、連泊の間に利用しない日がある場合は、部屋の荷物を大きい鞄に詰めてフロントに預けることがある。余計な荷物が部屋になければ掃除がやりやすいので、結果として部屋の状態がよくなる。朝の忙しいチェックアウト時間帯に大荷物をフロントに持ち込むことにな場合もあるが「いつもの〇〇様ですね、かしこまりました」と顔パスでやってもらえれば便利だ。「え、荷物ですか、ちょっとお待ちください」と言い、あたふたしながら引っ込んだままなかなか戻ってこない場合や、面倒くさそうに対応されてしまった場合、人員削減のしすぎでフロントに人がいない時間が長い場合は、今後も毎回ストレスを受けると思った方がよい。
 チェックアウトの時については、宅配便の取り扱いがないフロント、カード払いに対応しないフロントもある。宅配便の発送についてはどこでもやっているので、少し運ぶ手間はあるが、フロントを使わなくてもよい*2

クリーニング屋を探す

 クリーニングサービスには、部屋のクリーニングもあるが、ワイシャツなどの洗濯もある。ただ、ホテルのクリーニングの利用は意外と面倒である。ホテルに限らず、典型的な一人暮らしを例にすると、たまった洗濯物を好きな時刻にがばって出して、がばって受け取る。あるいはすぐ着ないものは預かってもらえる、ということが必要である。ホテルのサービスがそこまで気が利いていれば問題ないが、そうだとしても高い。すると、近隣の住民が使う普通のクリーニング屋を活用するのが庶民にとっては使い勝手が良い。帝国ホテルを定宿とする人は1着何千円かかろうが気にしないと思うのでここは読み飛ばしてもらってもよいが、多少なりとも衣類の取り扱いに慣れている店員に預けた方が細かい指定ができたり、しみの指摘をしてもらえたりするなど、クリーニング店を使う利点は値段以外にもある。
 クーポン券を自宅にお送りしますので住所を書いてくださいと言われると少し困るが、ホテルをあて先にしたらいいのかな。
 実家に帰ってもいいが実家が手狭、あるいは、もう独立してからかなり経つので今更実家に住みたくないという場合は、実家の近所のホテルを選ぶ手もある。洗濯とアイロンがけは実家でやる。

収納を確認する

 毎日Tシャツを着る人は気にする必要はないが、平日はしわのないワイシャツを着て出勤しますという場合。たたみのワイシャツはごみがたくさん出るので、クリーニング屋でハンガーつるしのワイシャツを1週間分、5枚受け取るとする。頻繁に通うのが面倒な人は10枚という人もいるだろう。
 クリーニング屋の袋を持ってホテルの入り口を通るのはすぐ慣れる。問題は部屋に持って帰った後、どこに保管するかである。
 最近は収納がない部屋もある。収納の扉があると掃除のときに手間がかかるからである。ハンガーをかけるフックが部屋の壁に打ち付けてあるだけのタイプの場合、1泊2泊であれば問題ないが大量のワイシャツを吊るしておくのは微妙である。
 ハンガーを吊るすポールがあり、扉がついた収納スペースがあると部屋がすっきりする。特に服が多めになる冬場。

スーパー、飲食店を探す

 さすがに30日毎日違うメニューの朝食を出す連泊プランはないと思う。場合によっては飽きが来る。これを執筆している時点では緊急事態宣言が続いているので、地方だけでなく、都会でも早い時間に飲食店が閉まってしまう。たまにはお惣菜が食べたいと思ったとき、コンビニが好きな人は耐えられると思うが、そうでない人には食料品売り場が充実していて夜まで空いているスーパーが重宝する。

散歩コースを探す

 せっかくいつもと違う街に住むのだから街を楽しみたい。駅からの動線は便利でも、公園までの道のりで長い信号が何か所もあったりすると微妙である。短期と決めている人はあまり重視する必要ない。
 自転車を使いたいという人もいる。持ち込んだ自転車を置く駐輪場を探すか、シェアサイクルがあるかを探すことになる。

駐車場を探す

 マイカーがある人は注意が必要。ホテルの駐車場では車庫証明を取得できない。都会のホテル暮らしであれば、車はいらないんじゃないか、という割り切りも必要か。

ペット

 無理。

空気にこだわる

 長期滞在なので、部屋の空気が合わないと知らぬ間に健康を害するおそれがある。また、換気ができなくて困る、という人はいる。乾燥が気になる人は加湿器が必要かもしれない。建物の空調設備はしっかり掃除されているだろうか。部屋に備え付けの空気清浄機や加湿器はほこりとかびだらけで、送風音と不健康をまき散らすだけの存在になっていることがある。そういう機材を客室に置くことが平気なホテルに対して「掃除してよ」とクレームしたところで、掃除を行う体制になっていないし、すぐには改善しない。
 COVID-19で、日本人は総潔癖症になったので、クレームすれば理解してもらえると思うのは大間違い。連泊プランを導入してでも少しでもホテル経営を延命させたいという状態なので、みんなぎりぎりでやっている。
 空気だけが気に入らないのであれば機材を持ち込めばいいと思う。あるいはネットで型番を調べて自分でフィルターを交換してもいいと思う。全国のチェーンから選べて渡り鳥生活をしたい場合でも、箱を取っておけば移動先のフロントに送り付ければいい。

ビデオサービス

 お好きな方は確認しておこう。
 テレビについても重要度が下がっていると思うが、ベッドの定位置からして明らかに不自然な場所に壁掛けテレビがある場合は、人によっては気になる人がいるだろう。常宿扱いにしてもらえるなら、好きな場所にベッドを動かしてもいいけれどね。

荷物の退避場所を確保する

 現住所にかかっていた固定費を削減したい場合は、現住所の退去を検討することになる。その時、持っていかれないけれど捨てられない荷物はどうするのか。実家に置く、トランクルームに置く、電気水道ガスだけ止めて現住所を倉庫にする、ミニマリストになるなどの選択肢があるけれど、移動が大掛かりまたは長距離になれば、それは引っ越しと同じ運賃がかかるので予算を確保しておきたい。
 仕事で、コワーキングスペースの事務室などを借りている人はそこでも問題がないかもしれない。

他の契約形態も考える

 ウィークリーマンション、シェアハウスなど、類似のサービスはあるので、単に気分を変えたい、いろいろな所に住んでみたいというだけであればホテル以外の選択肢もある。自分の生活に合わせて最適なものを選びたい。

*1:鈴木さん、佐藤さんの場合は、取り違え防止のためにあえてフロントで確認する方針にしているホテルもあるだろう

*2:雪や台風の季節は管内で片づけるにこしたことはない

ビットコインETF

 日本における暗号資産取引の業界は、税務当局に対して暗号資産の課税を雑所得から総合課税に変更するよう要望しているのだという。
 その理由として

分離課税ではないことが適正な申告を妨げている

ことを挙げているが、正攻法で攻めても国税はなかなか動かないと思う。
 そもそも客が正しい確定申告をできないような状態で商売をしてはいけないのではないかと思う。損益計算サービスなどが出てきて自分でExcelを使って税額計算をする必要はなくなったけれど、「確定申告については税務署にお尋ねください」と言っているのは責任放棄ではなかろうか。

 さて、海外では2021年1月ごろから、ビットコインETFが承認され始めている。通貨をETFにするなんて何のためかと思ったけれど、日本においてはETFであれば源泉徴収してもらえる。最高税率55%と20%源泉徴収とを比べれば、手数料を5%くらい大胆に徴収しても投資家には十分なメリットがある。
 日本の証券会社がそのうち取り扱いを開始するかもしれない。
 暗号資産はもともと、各国政府機関としては通貨発行権を脅かす敵ともいえる存在である。インドでは取引を禁止する動きもある一方で、日本の金融庁は、資産を取り扱う業者を監督するようになった。
 そして、ETFとなると、ますます金融庁管轄の話になってくる。
 もともと通貨とみなせば国の色はついていないのだが、ETFとなるとどこかの国の金融商品ということになる。海外でETFが承認されれば、日本人がそれを購入することができるようになるかもしれない。
 暗号資産の業界としては、これを国税ではなくて金融庁に持っていって「国富が逃げます」と言えばいいのではないか。
 ただ、暗号資産の取り扱いを大手も始めているし、Fintechが騒がれている中、暗号資産の金融商品化については国内で目立った動きがない。
 日本のFintechは楽しいスマホアプリか、手数料削減が花盛りであるが、なんでもどん欲に商品にしていくというのがそもそも金融の正業なのではないか。
 政府もこのまま何もしないわけにはいかないだろう。国税がFXなみ総合課税を認めるか、金融庁ETFを承認するかのどちらかしかないと思われるのだが、親分の財務省としてはどちらを動かすつもりなのだろうか。

二重価格

 きょうは東日本の広域で大雨が降ったのですが、傘を開こうとしたら複雑骨折を起こしていたんですね。
 いったんはさしてみたのですが、すぐに形が崩れてしまいます。修理に出すのもはばかられるような状態だったので、捨てることにしました。
 駅前で代わりの折りたたみ傘を買おうとしたのですが、ある量販店では1本だけしか残っていなかったんです。
 商品棚については残り物には福があるとはならず、誰にも買ってもらえなかったのだから何かあるに違いないと思わざるを得ませんでした。
 飛び込みで入った店で600円(税別)は、まあまあな値段だとは思ったのですが、やめました。
 品揃えというのは購買意欲を誘うためにも重要なことです。

 それでも傘が欲しかったので、20歩くらい歩いて、あるコンビニチェーンに行ったところ、在庫は豊富でしたが同じ傘が1,000円と書いてありました。
 少し色味が違うかもしれませんが、同じブランドの同じ形の傘です。
 20歩で400円値上げかよと思うと、ちょっと気が引けました。駅に近いところにあったので、急な雨が降るとみんなは1,000円出すのだろうな、と想像しました。
 400円は店の家賃が高い分のプレミアです。
 となりの雑貨店みたいなところには2千円台の傘しかありません。ちょっとデザインが凝っているかもしれませんが、さらに倍となると一層手が出ません。
 100円ショップで安い傘を買ってすぐ壊すのとどちらがいいのかわかりませんが、経済の勉強になる一日でした。

暗号資産の利益、20万円以下なら確定申告不要なのか

確定申告書を出すなら1円以上

「暗号資産で利益を出したのだけれど、確定申告が必要なのだろうか。」
こんな悩みを持つ人は主に無職かサラリーマンであろうと想像するが、Googleで調べると20万円以下ならば確定申告が不要と解説しているサイトが大量に引っかかる。
この表現が非常に紛らわしい。
これは、利益が20万円以下であれば確定申告書に書かなくていいという意味ではない。

ほかの理由で確定申告をすることにしたのであれば、利益が1円でも出ていれば申告書には記入をしなければならない。

副業、医療費控除、FX、ふるさと納税(特例制度を利用する場合は除く)など、暗号資産の譲渡がなかったとしても確定申告をする必要があったり、必要はなくても自らすることを望む場合は、利益がわずかでも計算して申告することになる。
ただ、0円以下であれば所得がないのだから不要である。

費用の計上は可能か

暗号資産に使った費用は所得から差し引くことができる。インターネットプロバイダーの回線料金や、パソコンやスマートフォンの費用は利益から引いていいことになっている。
それでも、これらの費用は、一年中暗号資産の売買だけに使うということは通常であればありえないので、このうちいくら取引に使いましたということを明らかにしなければならない。
数百万円利益が出てしまいましたというときに、ゲーミングパソコンにゲーミングチェア、ゲーミングイヤホンまで買って、それらすべてを取引用途で購入しましたとするのは無理があると思う。

外注さんの使い方

 ITエンジニアとか、コンサルタントとか、アナリストとか、デザイナーとかいるじゃないですか。
 社内にノウハウがない、人手が足りないといって専門的な作業を外部委託する企業が少なからずあります。
 きょうは、受託する側がどう思っているのか、という話を聞いてきたのでまとめてみようと思います。

 外注を「使う」と言いますよね。まず、ここからが間違っているのです。
 確かに、お金は委託元から受託先に払うんです。
 委託元というのは自分たちでできないからお金を払って外の人にやってもらうんです。
 掃除や配達を頼んだのであれば、「つかう」という言葉が合っているのかもしれません。
 ところが、自分たちができないプロフェッショナルの仕事を外に頼む場合は、使ってはいけないのです。
 「使う」と発想した時点で、委託元のできる範囲しかものを頼めなくなってしまうんです。
 例えば、委託元の組織に染みついている慣習を覚えさせる。それは本当に必要ですか。
 きっと、最先端のことを教えてもらったらうれしいな、とか、自分たちだけに特別なサービスを提供してほしいな、とか、教科書や雑誌に書いてあるような通り一遍とではない判断を求めたいな、とか、自分たちの想像には及ばないような絵を描いてほしいな、とか、思うこともあるでしょう。
 でも、そういうことではなくて、自分たちのことを覚えさせるって、おかしくないですか。自分と同じ人を作るだけですよ。
 使われる側からしても、相手のことを知って勉強にはなったっていう気分にはなります。
 でも、それが価値だというのは本来おかしいです。
 資料をA3で作って左上にホッチキス止めしないと受け取ってもらえないことを知るとか。
 勉強になったというのは、それさえすればあまり考えなくても金がもらえるということなんです。
 他社が同じ仕事を受注しても同じことの勉強から始まるので、客のしきたりを知っている自分たちの方が先に行っている。
 だからそれだけで喜んでもらえる、よって楽であると。
 人間の能力、時間、生産高はどんなに効率化しても限界があるんです。どうでもいいことにそれらを使うということは、高い金を払って大したことをしてもらえないということなんですね。
 うちのやり方なんてどうでもいいから、思いっきりいいもの作ってよ、何か必要だったら聞いてよ、とまずは言うべきではないですか。
 すると、専門家はこんなのはどうでしょうか、とか、こうやるといいですよ、とか、べらべらしゃべってくれますよ。
 それを聞いて、おもしろそうなことをしてくれそうだとか、自分たちでやるより早いなとか、その外注さんと付き合う感触がつかめたら、後はのびのび働きやすい環境を作ってあげる。
 誰でもできるようなことは委託先からできるだけ取り上げて自分たちでやる。
 すると、そのためにはあれが必要、これもよろしく、と、なぜか雇った相手からいろいろ言われます。

使う、というよりは、使われている、という感覚になる

 と思うし、そうでなければおかしいのです。
 外部に頼んだのだから、多少振り回される感覚があったとしても楽しまなければなりません。
 専門家の時間単価は若い人で1万数千とか、2万円とか、5万円とかです。
 IT業界で炎上プロジェクトと呼ばれる大規模プロジェクトでは、なかなか進まないのに、発注者は毎月数百万もお金を払い続けます。
 「毎月、俺のところにカローラが納車されるはずなのだが、どこにあるんだ」とうまいことを言った方がいるそうです。
 カローラではなく、あなたの前をうつろな目でうろついている過労で倒れそうな方々にその数百万円は使われました。前の月も、今月も、そして来月もです。
 ちなみに、そういう案件は受託側にとっても赤字なので、過労でも残業代は出ていないんですよ。
 そんな誰も幸せになれないプロジェクトはやめるべきなのです。
 正確には、世の中にはやらなければならないプロジェクトもあるのかもしれませんが、そこに大量にいる過労人材はいったんゼロから見直すことが必要です。
 さて、「何でもやってくれて便利だ」という話を聞きます。
 しかし、プロフェッショナルには何でもやらせてはいけないのです。自社の若手よりも単価が高いのですから、人手不足だからといって雑用まで頼むのは変です。
 先ほどと似たような話ですが、受託側も潤沢に予算があるわけではなく、作業者本人に潤沢に残業代が出ているわけではありません。
 だから、夜な夜なコピーをさせても、休日に資料整理をさせてもそれがすべて有償というわけではないのではありますが、もしそういう時間があったら考えることにお金を使ってほしいと思いませんか。
 プロフェッショナルを雇うのであったら、若手でもいいからその人につけて、仕事を覚えさせるということをするべきだと思うんです。

いけない使い方チェックリスト

Excel方眼紙

 プロフェッショナルには、思いついたことを自由に表現させてあげるべきです。
 しかし、会議で使う書類の書式が決まっているからこれに埋めてといってシートを渡す人は要注意です。
 Excel方眼紙は、記入項目が決まっている。記入面積が決まっている。前の仕事のシートを使い回すから非表示やら隠しフィールドやらに情報が残っている。
 セルの大きさが広がると拡大率が変わり、印刷すると罫線に字が重なる。プリンターが変わると印刷可能範囲が変わってずれる。
 これらを修正するのは全く価値のない仕事です。
 どうしても会社が古くてExcelから脱却できないのであれば「テキストでください、こちらでシートは埋めます」という頼み方が正しい。

会議のセッティング

 隣のチームと話しているんだろうから、あなたが会議の日程決めておいて、と。言ってくれたら出るから、とかいう。
 いやいや、そもそもアウトプットするために会議はいらないですから。
 しかも、そのセッティングまでさせるってなんですか。
 あと、他のプロジェクトもあって忙しいでしょうから、ご都合には合わせますよ、というのも実はよくありません。
 こっちがいったん引いたんだから自分の都合が悪いときには当然合わせてくれますよね、という雰囲気になります。
 しかし、一番パフォーマンスを出してもらいたいならば、「会議はslackでやりましょう」とか、「水曜固定。予備は金曜だけれどできるだけ使わない」とか、契約前に言ってもらったほうが断然いいです。
 そういうお客をプロフェッショナルは優先します。だって、例えば水曜固定とあらかじめわかっていれば、前日の火曜日にじっくり準備の時間をとっておけばいい。でも、木曜なのかもしれないし、月曜かもしれない、たまに土曜日も駆り出されるなんてことであれば、まあその日の朝考えればいいか、となってしまいます。
 会議室探しも結構おっくうです。
 会議をやりたいなら、定例化固定化してしまい、会議室も遠い先まで取ってしまいましょう。あとは常駐させる場合でも自席からリモート会議ツールにすれば会議室予約がいりません。

会議にたくさんの人を呼んで外注さんをとり囲む

 人をたくさん呼ぶので、全員の都合が合う日にしなければならず、ちょっとした相談事も1週間後とか2週間後とかになってしまいます。
 プロフェッショナルを雇う最大の効果は時間です。
 時間と言っても、難しいことを自分でやるために勉強する時間だったり、社内を説得する手間をかける時間だったりいろいろあります。どれでもいいですが、
 頼んで3日で作ってもらったけれど、課長が読むのが1週間後、部長が読むのが2週間後で、予算承認が1ヶ月後だったら、3日で作ってもらう意味がありません。
 5日かかる作業を3日に短縮したら40%減なのですが、トータルで30日かかる作業を3日短縮するだけなら10%なんです。大企業であれば勉強熱心な新入社員にやらせた方が効率が高くなりますし、ノウハウが社内に残ります。
 キックオフミーティングをやりますと言ったときにずらずら人が来る会社は、その時点で「あ、だめだな」と思うのだそうです。
 誰の顔を見て話したらいいんだろう、それがわかってもその人を向いて話をしたら別の人が嫉妬するんだろうな、とかとか、呼ばれていった人は仕事の内容と関係ないことをあれこれ心配しなければなりません。
 それに誰も決めてくれないという可能性が高いです。
 プロフェッショナルだって人間ですから、大勢に囲まれたらアウェイ感を感じます。国会に証人喚問というイベントがありますが、自分の味方は胸につけている花だけで、周りの人がみんな敵だったとしたら、私だって「記憶にございません」っていいたくなりますわ。プロフェッショナルを囲んじゃいけません。
 袋だたきにするなら、まだましです。そのときはつらくても、少し経って振り返ってみれば、ああ、私たちに期待してくださっていたんだな、厳しいけれど成長しているなと思えるのです。しかし、10数人出ているのに、2人くらいしか発言しないことがある。会議に出ているのに内職している人もいる。外注さん側から見たらとても不気味な光景です。そして「お金返すからあいつらにやらせろよ」と思っています。
 最近はテレワークが普及したので人が囲む圧迫感は薄れましたが、それでもテレビ会議ツール(zoomなど)の画面に人のアイコンがたくさん並んでいたらちょっとはびびります。営業だったら燃えると思うのですが、プロフェッショナルはその分野の専門家であって、しゃべりの名人とは限りません。

聞く耳を持たない人が邪魔をする

 プロジェクトのコンセプトにそもそも共感していない人を会議に呼んでしまうことがあります。
 すると、まずはその人を説き伏せることが必要になってしまいます。
 コンサルタントと呼ばれる人たちが最も避けたい人種、それが聞かない人です。
 どうやって説得すべきかを教えてもらうために人を雇うということはあるかもしれません。
 ただし、本来、コンサルタントは仕事を加速させることを得意としています。
 コーチングやカウンセリングのような要素を含むのであれば、仕事を推し進める人とは違うスキルを持った人に支援を求めるべきだと思います。
 また、自分たちだけでは、お金や時間を使ってもどうしても説得しきれないような人は外部の人が来たからといって変わりません。
 しょせん、世の中はこうなっているからとか、御社はこんなに遅れているからとかしか言ってあげることができません。
 「よそはよそ、うちはうち」「お前に当社の何がわかる」と言われたら、ああ、そうですか、というしかありません。
 その頑固者が会社の投資予算の半分を握っている、あるいは、反対意見に億円単位の価値があるというのであれば、そもそもプロジェクト自体が間違っています。
 一方で、数年経てば滅びる運命だったり、大した根拠がない反対だったりすることも多いです。
 大したことがないものへの説得がうまくいかないときは、論理は通用しないものです。
 そんなとき、外注さんの仕事ぶりを見せてあげれば、やがては変わってくれるだろうという期待を持つのはやめた方がいいです。
 どうしても社内の文化や空気を変えることを含めて依頼したいなら、その課題の対処も契約書に書いて正式に依頼すべきです。
 社内で会話ができていないために意見の対立を生んでいる場合は、お互いの考え方を可視化し、ディスカッションを盛り上げるためのイベントや仕掛けを考えてくれるはずですが、これは手間がかかるのできちんと対価を払った方がいいでしょう。

あなたは進める人、私は止める人

 気になることがあるから言うから、あなたは進めて、と委託側にレビューアーを買って出る人がいる。
 協力的なのかと思いきや、否定的な意見ばかり言う。
 確かに、考慮しなければならないことというのはどのような仕事にも存在します。
 しかし、そんなに勘所がわかるなら自分でやればいいじゃないですか。なぜそれを外注さんに任せようとするのですか。
 

やたら長い文章を書かせる

 考えることに時間を使わせるべきであって、作文そのものに時間を使わせるのはもったいない。
 大きな仕事の場合は文書のページ数は増えると思うんですよ。それはわかるんです。
 ただ、文章でつらつら書かせることを強いるのは、たまたま文書技術がしっかりした人がくれば問題ないのですが、ある分野の専門家が作文の名人とは限らないんです。そして、文章は別の人がレビューをしないといけないんですね。
 まだ2021年ですと、AIが自動添削をしてくれる時代にはなっていません。すると、内容よりも作文作業そのものに時間単価数万円の人を使うことになるんですね。
 それだったら、専門家をインタビューしてその結果を若手に作文させたほうがいいのではないかと思います。

印刷

 印刷作業そのものは、印刷のプロに専従させたり、いわゆる印刷屋さんに頼んだりして分業ができつつあると思うんですね。
 しかし、このお客さんは右肩に斜めにホッチキス、とか、章の間には中敷きをいれる、とか、意外と指示するのも面倒だったりします。これも冒頭で書いた自分たちの慣習を覚えさせるの弊害なんですが。
 そして何が最もいけないかと言えば、電子ファイルであれば提出の10秒前まで修正できたり、あるいは、執筆に時間をかけたりすることができるんですね。
 しかし印刷は前の日に締め切りが来てしまう。あるいはプロフェッショナル本人を深夜早朝に駆り出すことになる。
 小さいフォント、長い文章、A3書式などは、プロフェッショナルのパフォーマンスを半分に下げます。その場合、請求金額が倍になるのではなくて、品質が落ちるということです。
 プロジェクターも意外と設営に手間がかかるので、各自端末持参。これが一番。

マイクロ管理

 毎日の作業記録を提出しなさい、日報を出しなさい、作業時間をシステムに入力しなさい。
 それは管理のための管理であり、誰も幸せにならない。
 報告したところで、過労状態の是正に役立てた話は聞いたことがないし、作業実績データを使いこなしている人を見かけたことがない。
 管理のための時間はどこに課金したらいいんですか、というのがよくある笑い話で、「法律があるんだから管理は必要」と言っておきながら法律違反のサービス残業は問題にしない。
 そもそも外注さんを使っているという発想になるから管理が発生するのであって、使われている人は管理なんかする余裕がない。

メール

 メールは、PPAP*1、誤操作、ウィルス、宛先欄からの情報漏えいなどなど、もはやプロジェクトで使うにはあまりにもリスクが高いツールになりました。
 そして、情報漏えい等を防ぐために、たくさんの手間をかけていることがあります。添付ファイルを貼るときは隣の人と指差し確認とか聞くたびにメールなんかビジネスの現場からなくなってしまえ、と思ってしまいます。
 ファイル共有ツールや、コンテンツ共有システム、グループウェアを活用するべきです。

*1:添付ファイルを暗号化して送り、その前後にパスワードを平文で送る慣習

跳ね返される

 2020年2月。1月に400万円を超えたビットコインは、300万円台まで押し戻された。一時はそのまま下げ続けて前回、日本人が起こしたバブルの崩壊を思い起こしたが、その後は盛り返しつつある。
 しかし、きょう4日は再び400万円の壁に跳ね返されて元気がない。
 何でしょうね。
 400万円って、日本円で切りがいいだけなので、今回も日本の仕業なのでしょうか。