二重価格

 きょうは東日本の広域で大雨が降ったのですが、傘を開こうとしたら複雑骨折を起こしていたんですね。
 いったんはさしてみたのですが、すぐに形が崩れてしまいます。修理に出すのもはばかられるような状態だったので、捨てることにしました。
 駅前で代わりの折りたたみ傘を買おうとしたのですが、ある量販店では1本だけしか残っていなかったんです。
 商品棚については残り物には福があるとはならず、誰にも買ってもらえなかったのだから何かあるに違いないと思わざるを得ませんでした。
 飛び込みで入った店で600円(税別)は、まあまあな値段だとは思ったのですが、やめました。
 品揃えというのは購買意欲を誘うためにも重要なことです。

 それでも傘が欲しかったので、20歩くらい歩いて、あるコンビニチェーンに行ったところ、在庫は豊富でしたが同じ傘が1,000円と書いてありました。
 少し色味が違うかもしれませんが、同じブランドの同じ形の傘です。
 20歩で400円値上げかよと思うと、ちょっと気が引けました。駅に近いところにあったので、急な雨が降るとみんなは1,000円出すのだろうな、と想像しました。
 400円は店の家賃が高い分のプレミアです。
 となりの雑貨店みたいなところには2千円台の傘しかありません。ちょっとデザインが凝っているかもしれませんが、さらに倍となると一層手が出ません。
 100円ショップで安い傘を買ってすぐ壊すのとどちらがいいのかわかりませんが、経済の勉強になる一日でした。