データ放送

地デジのテレビでdボタンを押すとデータ放送が見られます。データ放送と映像とが連動している放送もあり、今後の新しい使われ方に期待しています。
ところがデータ放送の連動放送は、チャンネルを頻繁に変える「ザッピング」に対応していません。
Aチャンネルのデータ放送を見ているときにBチャンネルに変えると、Aチャンネルのデータ放送が見られなくなってしまいます。これは仕方がありません。しかし、ちょっとBチャンネルが見たいなと思って切り替えたとき、あるいはリモコンを誤って押してしまった場合、Aチャンネルに戻った後、データ放送ははじめから操作し直しです。クイズ番組ではこれまでの累計をテレビ側で管理していることがありますし、見たい情報までいくつもボタン操作がすることがありますが、すべて消去されてしまいます。
これはテレビの仕様です。デジタルテレビは多チャンネルなので、あちこちザッピングしたすべてのチャンネルのデータ放送を保持していたらテレビの記憶限界容量を超えてしまいます。
これを回避するためには、例えば、以下の手順が必要です。

  1. 接続しているレコーダー(ブルーレイ、DVDなど)の電源を入れる
  2. テレビを2画面表示にする
  3. レコーダー側で見たいチャンネルに合わせる
  4. 2画面目の音声を聞きたい場合は、左右画面の切り替えなど、さらに操作をする

普通は、リモコンを使い分けたり、リモコンの隅にあるあまり使わないボタンを押したりなど、大変手間がかかります。
ザッピングした先でdボタンを押した時点でAチャンネルのデータ放送の内容を消せばいいと思うのです。それまではAチャンネルの放送内容を保持してくれていれば、Aチャンネルに戻ってもデータ放送を続きから見ることができます。

改善を期待します。