スマートスピーカー
Google Home Miniがビックカメラなどで半額セール。3,000円でスマートスピーカーを導入できるのならと買ってみた。ペイペイ祭りで20%キャッシュバックを得てお買い得だった。
Google Homeを入れても何も生活は変わらないという話も聞いたことがあるが、おはようと言えばきょうはごみの日だと教えてくれるのは便利である。ただし、どうやれば教えてくれるようになるかは自分で調べないといけない。特定曜日にごみの日だと言わせるにはどうプログラミングしたらいいのか、どんなAPIを使うのかが知りたかったが、調べていて、今はなんでもプログラムすればいいという時代ではないということに気づいた。
- Googleアカウントを新規に作成
- Googleカレンダーにゴミの日を登録
- スマートフォンのGoogle Homeアプリで、「おはよう」のルーティンにカレンダーを読ませる動作を追加
これでよい。コーディングは不要である。
カレンダーを自動判断させるというのは実は意外と複雑である。最近では世間のITシステムにおいて改元対応が間に合うのかが話題になっているが、年末年始は不要とか、祝日はごみ収集なしとか、第1、第3金曜日の類を自動的に判断させるは面倒なのである。それであればGoogleカレンダーにて繰り返しイベントを手入力した方が早い。1日ずつ登録する必要はなく、毎週月曜日、終了日なしと登録すれば一括登録でき、年末年始のような例外を見つけて削除すればいい。
これで、うっかりごみを出し忘れるリスクが減る。やろうとすることをすべて覚えるということは諦めて、ホワイトボードに書くようにしていたが、直接言ってもらったほうが確度が高い。問題は「おはよう」と言い忘れることではあるが。完璧な方法というのはないので一つずつ試していこう。
スマートリモコン
さらに生活を変えるには、スマートホームを徹底するのがいい。20世紀の家電が料理や洗濯を半自動にしたが、今世紀のスマートホームは、料理や洗濯の前後処理まで全自動でやってくれるようになるのではと期待するが、まだそこまでには至っていない。ただし、少しずつだが自動化に向かってはいる。
テレビリモコンが人を怠惰にすると言われていたが、今は誰もそんなことを言う人がいない。でもそのリモコンでさえ不要にし、音声操作やAI操作を可能にしてしまう。
ただし、日本の家電メーカーの動きは意外と鈍い。AlexaやGoogle Home対応として売られている家電が意外と少ない。世の中にLED電球が出てきたとき、いくら探してもLED天井照明器具(シーリングライト)が見つからなかった。しかし今は蛍光灯がなくなろうとしていて、シーリングライトと言えばLEDばかりである。だから、そのうち変わるとは思うが、そのうちではなくわたしは今やりたい。
もっとも簡単なのは、テレビのHDMI端子にchromecfastを挿して、テレビをスマートテレビにするという方法。HDMI端子は電源操作の信号を送ることができ、ブルーレイレコーダーからテレビの電源を入れたり、テレビの電源を消したときにブルーレイレコーダーも消すというような操作に用いられている。スマートスピーカーと連携すれば、「OK Google, テレビをつけて」でテレビがつくはず。しかし、今使っているテレビにHDMI端子がない。ブルーレイレコーダーとはD4端子とつながっている。chromecastが使えない。
次に考えたのがスマートスピーカーの隣に売っているスマートリモコンという機械を買って、スマートスピーカーとスマートリモコンを連携させる方法。
スマートリモコンは家庭内LANでスマートスピーカーとつながって、スマートスピーカーから命令を受け取る。そして、リモコンが出す赤外線と同じものを機器に対して出すことができる。すると、スマートスピーカーに指示すれば、家庭内の機器が操作できるようになる。
リモコンで操作する機器といえば、照明、テレビ、エアコンなどがある。照明器具は耐用年数が長く、古いものは壁のスイッチでしか操作できないが、現役のテレビ、エアコンならば可能性がある。
わたしは、Nature Remoという製品の第2世代が2018年に新発売になったというので、それを選んだ。国内のベンチャーが作っている製品である。
設置中にうっかり落としたら、外装のカバーが簡単に外れて中の基盤がむき出しになったが、そのくらいシンプルな製品である。
以下は個人的な感想。
- 初期設定手順は誰にもできるほど簡単ではないが、スマートフォンをひとりで初期設定できるくらいの知識があれば問題ない。
- 無線LANの電波が弱い場所ではLANから接続が切れて赤いランプが点滅してしまうことがある。寝室に置いていると夜眠れない。住宅密集地では、隣の家から過剰に強いWifi電波が飛んでくることがあり、電波の安定性は今後重要になるだろう。その時に出した命令はクラウドにためられ、ネットワークが復旧したときに実行される。
- 照明器具については、Panasonicとコイズミの製品が家にあるが、リモコンでは点灯スイッチと消灯スイッチが別になっている。このとき、点灯スイッチがGoogle Homeに認識されない。回避方法はあると思われるがまだわからない。この状態では「OK Google, 電気を消して」は成功するが、「OK Google, 電気をつけて」が失敗してしまう。
- IFTTTのマニュアルははっきり言ってよくわからない。
電波だらけ
わたしはスマートホームを夢見て、家には有線LANを敷設していた。ところが、メーカーはなんでもかんでもWifiで解決しようとしている。
IoT(モノのインターネット)が家庭に普及し、あらゆる電化製品がネットにつながる。便利になるかもしれないが、家庭用のWifiルーターは実はそんなに大量の機器を受け付けるようにはできていない。前述のNature Remoみたいに通信が不安定になってしまうのも電波の混信があるのではと疑っている。
調べたところ、有線も含めるとこれだけルーターにぶるさがっている。
- デスクトップパソコン 1台
- 据え置き型ミニパソコン 1台
- ブルーレイレコーダー 2台
- ポータブルテレビ 1台
- LAN接続型テレビチューナー 1台
- ノートパソコン 3台 (他に2台休止中)
- Chromebook 1台
- 無線LANルーター子機 1台
- スマートフォン 7台
- スマートスピーカー 1台
- プリンター 2台
ルーターの負荷もかなり高くなっている。
有線LANを敷設したのは、夜寝るときくらいWifiの電波を浴びないようにしようとしたことが大きな理由である。しかしスマートスピーカーのようにWifiにしか対応しない機器も増えている。「おはよう」で使いたいので、今はスマートスピーカーを寝室に置いているが、別の場所に移そうか悩んでいる。
LANについては再設計が必要かもしれない。