2024年正月災害 経済への影響

2024年1月1日に発生した地震津波、そして救援物資輸送機の事故。
災害時代についてはまだ情報が少なくて何も言えないが、社会の動きに影響を与えることは確実であろう。

インバウンド

再び外国人観光客の人気が落ちるかもしれない
日本人が金沢観光をしたいならチャンスかもしれない

北陸のスキー場

これからトップシーズンなのに、新潟方面の施設は被災していないだろうか
営業できるだろうか

柏崎刈羽原発

検査に通って、地元に再開の同意を得るだけだったのに
同意を得られる雰囲気ではなくなったか

万博

開催延期の言い訳ができた
食料だけでなく、復興に必要な重機や職人を大阪から北陸に送ろうとなるだろう
建設については、実際は地場の建設会社がやるんでしょうけれど、大手としてはカジノインフラの仕事を断るいい口実になる

日本海側の工業生産

能登はともかく加賀地方の工場は比較的保たれているとか
年明けに始まった、海外の日経先物でも大きな下落は見せていない

航空需要

1月1日、あるいはよく2日にニュース映像を見てしまった人は飛行機に乗りたくなくなるかもしれない
ただ、旅客機の方はリハーサルなしで全員避難を実現し、安全性がさらに証明されたと考えることもできる
インバウンドの減少と飛行機回避が両方当たったら、業績へのインパクトが大きい
日本航空エアバスが燃えたことで、機材繰りが難しくなる

鉄道

羽田空港インパクトに押されっぱなしであるが、鉄道の被害も甚大だった
羽田空港の滑走路閉鎖で、新幹線や成田空港周辺で数便増便されたのがやっと
年始臨時ダイヤにさらに便数上乗せしただけでもすごいとは思うけれど、
広域の運休、復旧の埋め合わせにはなり得ない
JR各社は、さらなるコストカット、減便減車、一部種別の廃止(快速の廃止など)を加速させるだろう
不動産投資にますます熱心になるかもしれないが、不動産も天災には弱い資産なので、鉄道業から転じても災害リスクのヘッジにならない。

損害保険

今回の地震によって、北陸地方、特に石川県は短周期で地震が来るというイメージが強まってしまった
地震保険料、車両保険料はどうなるのか
自動車保険で不祥事が起きた昨年のことをうやむやにして、値上げに踏み切るのか