さらに使い込んだのでいろいろ気付きがあった。
前に書いたが、ちょっとやんちゃな高級輸入車を買ったような気分は変わっていない。故障しない日本車に比べたら細部が気になるけれど、思い通りにいかないことも含めて楽しく使える１台である。
おふろで指紋認証が使えない
湯船につかってしばらく経った後なら指紋がふやけたせいだとあきらめもつくが、入りたてで本人拒否。（本人の感想）
背面が割れる
購入直後にガラスコーティングを依頼したときに、「背面はガラス加工してありましたから、改めてのコーティングは不要です。よって料金はいただいていましたが塗布はしませんでした」とこちらに配慮してくれたんですよ。
そういうものかなと思っていたら、はい、みごとに割れました。やっておいてもらったらよかったと少し後悔しました。
iCrackedのWebサイトに背面修理のレポートが掲載されていました。２万円近くかかるとのこと。
２年後の返却、どうしようかな。修理してから返却べきなのか。
この機種ではガラスコーティングをケース代わりにすることは勧めません。
ケースを買う
背面が割れた後、幸いにも割れ目は広がっていないが、今更ながらケースをつけることにした。もう一度衝撃を与えたらさすがにバキバキになるだろう。割れ目被害拡大防止というよりは最悪の場合に砕け散るのを防止する。
Youtubeのインフルエンサーたちは１万円の高級チタンをお勧めしている。20万円超えのスマートフォンを買っておいて説得力がないが、ケースに1万円というのはさすがにありえない。
しかし無名メーカーのものになると、通販サイトではどれも怪しさ満点である。
なんとかよさげなものを買うことができたが、ユーザーコメントも少なくて苦労した。
ケースがすぐに壊れた
ケースは2つのパーツに分かれている。前面液晶の周りを覆うフレームは細い部品でできていた。軽くぶつけただけでそのフレームが割れてしまった。瞬間接着剤でつけようとしたがプラスチックのため相性が悪く、つながらない。通販サイトのレビュー依頼で満点をつけた直後だったので悲しかった。まあ、ガラス背面を覆う側のデザインや軽さ、手触りは再考なので評価を変えることはないけれど、普通はスマホケースは1台1点であるが、Foldの場合は1台2点で、1点だけ壊れるという想定はなかった。なくなく追加買いすることになった。このまま追加買いをし続けたら高級チタン製に追い付いてしまうので丁寧に使うことにする。
アプリがまだまだ未対応
Google Playでアプリを見ていると「折りたたみ式対応」という表示を見かけるようになった。
うれしいけれど、ほんとかいなと思うことがある。
規約の同意や、広告表示で、画面を暗転させてポップアップさせる仕様のアプリが少なからずあるが、先に進めなくなる。
同意ボタンや進むボタンが画面下に隠れて見えないのである。
こうなるとどうしようもない。
Galaxy Z Foldは開いた画面も縦長だが、Google Pixel Foldは縦の長さが抑えられていて今時のスマートフォンほどの長さがない。しかし横幅ならあるので大型液晶端末であると何か勘違いされているようである。画面が大きければスマートフォンは縦も長い。いや、そんなことはない。
挙動が安定しない
いわゆるスマホ決済でバーコードを表示させることがあるが、たまにやたら小さくなることがある。同じ操作をしているのに気まぐれなのは何の仕業だろうか。
デュアルSIM使用時にショートメッセージの受信が安定しない
通信会社Aのショートメッセージ送受信を優先にして、通信会社Bのデータ通信を利用していると、通信会社Aで着信できないことがある。わざわざ通信料金をかけて実験しようとは思わないので法則がまだつかめない。普段は自発的に使わないが、たまに来ることがあるので困る。緊急地震速報はちゃんと受信できるのだろうか。
この端末ではデュアルSIM利用は強くお勧めしない。
中途半端な文字数制限
見開き状態で上から下にスワイプすると、設定画面が現れる。左画面にはBluetooth、ネットワークなどのオンオフボタン、右側には通知メッセージを一覧できて便利だが、最上段のヘッダー部分についてはうまく使い切れていない。
左画面も右画面も半分程度しか使われていない。
通常画面では電波強度はアイコン表示のみだが、設定画面では右側に通信会社名が表示される。これについては残念ながらアルファベット3文字分しかスペースがなく、auであれば問題ないが、Softbankだと自動スクロールである。右画面には半分程度隙間が空いているのだから、もう少し長い名前もスクロールなしで見られるようにしてほしい。
（追記）Android 14で解消した。
