自殺報道検証報道を見た感想

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この話題をとりあげるのは、報道機関として悪くない取り組みだと思う。


YouTubeでも事前注意喚起情報を出せるようである。
そして、免罪符として「いのちの電話」へのリンクを載せれば何でもやっていいという姿勢が気に食わないとそもそも思っていたが、この番組でもコメンテーターが指摘をしていたのが斬新だなと思った。

わたしは商業主義に基づいて視聴者の興味を満たすのは自由だと思う。ただ、見ていて楽しくないし飽きてしまう。

そろそろ、報道機関とゴシップメディアは明確に分類すべきなのではないか。
報道機関が社会の公器なのだとしたら、社会のことを報じてくれていればいい。

報道機関:報道に徹する
NHKニュースでさえも、たまに怪しい

ゴシップメディア:個人の犯罪、不倫、不道徳も無制限に取り上げ、覗き見欲求や偏向報道も規制しない
→現在の9割のニュースがこれに該当

歌舞伎役者さんの件も、有名芸能人さんのW不倫の件も、ゴシップメディアと名乗って自由にやったらいいと思う。ただ、報道だなんて二度と自負するなと。アダルトビデオみたいに、ゴシックメディアマークを画面の隅に貼る。さらに、

あなたの気持ちを不安定にする可能性があります
ご自身の責任で見てください
子どもは保護者の指導の下で見てください

という注意喚起を流してから、ワイドショーをやる。街の喫煙所や喫煙可能飲食店はすでに入り口の貼り紙が普及してきたところなので、テレビもそうやる。

オープニングでは番組ロゴを並べたり、司会者が挨拶をしたりするのではなく、開始から30秒は十分な注意喚起をしてから、番組放映を開始する。

一方、報道に徹すると決めた番組は今までのままでよいが、基本的に個人の不祥事や犯罪を報じる必要がない。殺人事件がありました、ああそうですか、犯人は逮捕されています、「以上」。「捕まったのは〇〇容疑者何才」はどうでもいい。動機も背景も不要。捕まっていないなら、犯人の属性を知らしめる必要があるが、もう確保されているなら市民の生活には関係がない。「ああ、治安がいいのね悪いのね」って知る必要もない。知ってどうする。

特定の人の動静を知らせなければいけないということであれば、憶測やコメントは排して、事実のみを1回限りで淡々と伝える。警察がどうの、近所の人がどうの、家族がどうこう、所属(会社、学校)がどうのこうのは関係ないので、そういうことを取り上げたらその場で打ち切りとする。

訃報も、事実だけを淡々と述べればよい。詳しく見聞きして好奇心を満たしたい人はゴシップメディアにふれればいい。