新型インフルエンザ

2009年11月2日現在、47人目まで死亡報道が伝えられた。新型インフルエンザの報道は注意喚起の上で意味があるが、果たして何人目まで数え続けるのだろうか。100人? 500人??
匿名ではあるものの、新型インフルエンザにかかっていたかその疑いがあるというだけで、居住地域、年代、性別が公表されてしまった故人、その方が全国で何人目にあたるかにはわたしにとってどうでもいいことだ。自殺や交通事故死では「これで今年に入って●●県では何人目、全国では何人目」のように伝えられることはない。誰も興味を持たないからである。
伝える頻度を高めるべきなのは、死亡者数ではなく、1病院が抱える患者数や重篤患者数、もしくはワクチン接種完了者数が日本全体でどのように推移しているか、地域にばらつきがあるのかどうか、であろう。