#stayhome

SNSで#stayhomeというハッシュタグが流行しているそうだが、stay homeは、stay at homeよりも比較的強い意志がこもっているそうだ。
日本でもHIKAKINが#うちで過ごそうとやり始めたが、stay homeだと「引きこもろうぜ」くらいな感じかもしれない。
3月31日のマスコミは、都会の繁華街で若者が群れていることに着目し、

  • 若者でも死亡例がある
  • 大学の送別会でクラスター感染発生、この時期には不謹慎ではないか

などとやり始めた。そりゃ、不謹慎かもしれないが、テレビで大学の実名を取り上げてさらすほどのことではないだろう。そして、世界に70億人も住んでいれば中には若年層の死亡例もあるだろう。でもそこまで突き詰めたらゼロリスク信仰だ(2020年3月時点の情報で書いているので、後で訂正するかもしれない)。
感染経路不明の人が増えている、増えている、増えていると毎日のようにやっているが、政党支持率世論調査無党派層が増えている、増えている、増えているというのと同じようなものだ。分析できないところをひたすら掘り下げて不安を煽っても仕方がない。日本で一番だったのはクルーズ船、次は帰国者。クラスター感染は院内感染。冷静に分析すれば国内における日常生活習慣はこれまでの主因ではなかった。
政府による広報は徐々に洗練されてきている。統計上、夜間の密閉された営業スタイルをとる店は避けましょうというのは、その業界に対する死刑宣告ではあるが、やむを得ないのではないかなと思う。困窮する商店に行政からの補償がないのは不満であるが、これは申し訳ないけれど公共の福祉が上回ると思う。
しかし、マスコミが宣伝している「とにかく家にいろ」は、引きこもる人たちの精神衛生を全く考慮していないし、消費の喚起にもならない。
「リモート飲み会楽しいよ」とか「誰もいないところを散歩しようよ」とか「家にいてもおじいちゃんおばあちゃんに会えるよ、スマホでビデオ通話に挑戦してみよう」とか、言い方はいくらでもあるだろうに、家を出てテレビ局に通い詰めている人が「とにかく家にいろ」言っている。あなたこそ家からテレビ出演しろ、と言いたいところだ。
HIKAKINは動画の中で、家の中からラーメン屋に通うのをやめたと言っていたが、ラーメン屋くらい行ってもいいのではないか。もちろん感染リスクが若干高まるけれど、3密をさけて手洗いしましょう、とガイドされている通りにやればリスクは軽減できるわけで、HIKAKINはサラリーマンではないのだから、混んでいる時間を避けて行けばいいのである。短時間の食事も我慢するよう呼びかけるのはやりすぎだと思う。
HIKAKINは誰にでもわかるように、メッセージをシンプルに伝えようとしているのだろうから#うちで過ごそうと訴えてもらっていいけれど、テレビのコメンテーターはそろそろ態度を改めた方がいいのではないか。とにかく、見ていて気分が暗くなる。引きこもってテレビを見るなんて、テレビが視聴率を稼げるだけで、市民の健康を一層害するだけである。コロナウィルスにかからないことだけが大事なのではなくて、健康で乗り切ることが大事なのだから、健康の敵であり続ける姿勢は改めてほしい。戦争中の「贅沢は敵だ」と一緒である。

日本におけるロックダウンは社会の自殺。強めの自粛では済まない。

3月31日、西村経済再生相は「緊急事態宣言は欧米のロックダウンと異なり、強制力を持たず罰則があるわけではない」と記者会見で発言。ようやくこのことをきちんと説明してくれた。個人的にはほっとしたところである。地方の一都市限定ならまだわかるが、ロックアウト(締め出し)ではなく、ロックダウン(閉じ込め)である。特に東京でロックダウンなんかやったら、第二次大戦時を上回る食糧難を招き、餓死者が出ると思われる。しかしそのことに想像が及んでいない。武漢や欧米と同じようにできると思っている人が多いことが気になる。「早いうちに収束させるためには、早くロックダウンをやってしまえばいいんだ。経済が優先なんて言っている場合じゃない」という意見をネットで見かけるが、経済ではない。命が優先である。公式発表では「社会への影響に配慮」と繰り返し説明しているが、そこはロックダウン支持派は聞こうとせず、マスコミは外国に逆宣伝して日本批判をさせるのだろうなと思う。
そして、経済も重要。ひとりも死者を増やさないようにとやっているけれど、ひとりもコロナウィルス死者を出さないようにするということは、経済苦で数万人が首を吊るということを意味する。世界はトロッコ問題に直面しているということを再認識すべきで、わたしはより死者が減る政策をとるべきだと思っている。反原発のときも極端な世論が存在し、電気なんかなくても生きていけるが原発が爆発したら日本がなくなると騒いでいた。ただし、このときは生命維持装置を付けている人などから電気は死につながるという意見が出て、バランスがとれていたと思う。ところが今回はそれがない。特定業種の店主はみんな首を吊れという論調になっているのが現状。ロックダウンは、すべての中小小売、すべての娯楽業種に対する広範かつ連鎖的なダメージが避けられない。街はますます空洞化するし、ライフラインもダメージを負う。
一歩譲って、5日程度、1回限りだというのであればまだ理解はできる。しかし、1回やると金融緩和のように何度でもやってしまうのではないかという不安がある。来年以降も新しいウィルスが流行ったら光化学スモッグ注意報のようにロックダウンを連発するのだろうか。もはやリアル店舗なんて成り立たない。世の中の人はすべてAmazon楽天から物を買って生活するということになりそうなものだが、すぐに流通網が疲弊して自給自足しなければならなくなる。
今のところは政府も同じように考えてくれているようなので、うまく社会が免疫をもち、収束することを願うものである。治療薬は来年になるとのことであるが、夏に向けての紫外線が増加し、ウィルスの活動を弱めるという説に期待している。