車内広告

東京で電車に乗っていて、気づいたこと。車内広告が減ったような気がする。

ドアの上に画面を付けて動画や路線案内を流す車輌が増えた。山手線の最新車輌では全面電子化を目指していたが中吊り広告だけ紙で残っている。他の路線でも、ドア上に1から3枚のディスプレイを並べている。

動画広告は1枚の画面で様々な企業の広告を出せる。動画は頻繁に内容が変わるので募集が順調のように見える。

ただし、集約されてしまった分だけ網棚の上に空きが多いように見える。

路線案内を画面でやるようになって、東京メトロでは一時期ドア上の紙の路線案内を撤去していたものもあったが、ドア横に残っている車輌もある。

また、中吊り広告は鉄道会社自身の告知が少なくない。出版業界の広告が減っている。

社会が不景気なのか、紙の広告が不景気なのか、両方なのか。

やがて、広告を交換する職業もなくなるだろう。まもなく見られなくなる光景かもしれない。