みどりの窓口に大行列

新年度を迎え、首都圏のJRでは、定期券を購入する客が押し寄せている。この時期にどうしても並ばなければならないのは通学定期券の購入者だ。人口減で通学定期券を買う子供は減っているはずだが、小規模駅のみどりの窓口を閉鎖してきたため夜遅くなっても高校生が並んでいる。また、長距離切符がほしいなら旅行代理店に行けばいいが、切符の変更があればこの列に並ばなければならない。
自動券売機でも定期券が購入できるようになったがあまり人気がない。自動券売機の操作ができるようならとっくにモバイルSuica定期券に移行しているので、特殊な用事がある人と、機械が苦手な人しか並んでいないのだから機械に誘導するのは難しそうである。自動券売機でSuica定期券が出せるなら、自動券売機サイズの可搬装置を開発し、定期券発行シーズンは出店を出すべきである。そして、みどりの窓口を閉鎖した駅で臨時発行すべきである。券売機そばに操作説明者を立たせているが、その人たちが機械を扱えばいいではないか。郵便局でさえ年賀状シーズンは出店を出すのになぜJRはできないのか。
あと、発車間近の乗車券の購入や変更の人を定期券の列に並ばせるのは酷である。当日券優先窓口を設けるか、乗車券又は定期券の変更も券売機でできるようにしてほしい。
定期券購入をあきらめさせる作戦かもしれない。本当は通勤定期よりもSuicaで乗ってもらう方が儲かるのだから。