行先案内表示機

2004年7月23日に同じことを書いたが、駅に設置されている行先案内表示機で次発電車のことを知りたい。
先発の情報は頼まなくても駅員が連呼するし、自動放送もあるし、電車が入線してくれば車体にも行き先が書いてある。しかし次発の情報は案内表示が頼りなのだ。

  • 先発が各駅停車ならば、通過待ちがあるか知りたいために次発の種別を知りたい
  • 到着している先発が混んでいたら、我慢して乗るか、次発まで待つかを判断したい
  • 単に先発ではなく次発に乗りたいときに次発の情報を知りたい

など、いろいろな場面で知りたくなるときがある。
ところが、鉄道会社はお得な乗車券の広告や、マナー啓発文をスクロール表示させる。どうして次発の欄を使うのか。どうしてもやりたいなら先発の欄でやればいい。
一番腹が立つのは列車接近表示である。列車が来ることは連呼されているし自動放送もあるし、列車接近表示機もそばにあるのに次発の欄まで潰す。
以前は入線するともとの次発表示に戻るものもあった。そう、次発表示は入線しているときに一番役立つのだ。ところが、最近は到着していても

電車がきます

が点滅表示される。仮に聴覚障碍者が連呼や自動放送に気づかなくても線路の方を見ればわかる。弱々しい点滅文字より電車そのものの方が目立つ。連呼や、接近する電車の騒音や、列車接近表示機や、ヘッドライトに気づかない人が、たまたま行先案内表示の点滅文字を見て「あ、電車が来るんだ、気づいてよかった」なんてことがあるだろうか。行先案内表示機による「電車がきます」表示は不要だ。JR東日本には先発の時刻や行先表示が点滅するタイプのものがあるが、それでいいではないか。
次発の欄は常に次発表示だけしてほしい。
京王線新宿駅はLEDではなく大型液晶で5本まで表示させるものも設置している。乗客が次発以降も必要としていることを理解している。京成は3行表示*1なので次発は常時表示だ。
次発欄での追加情報表示を最初に設計した愚かなメーカーはどこだ。

*1:一部例外あり