STAP細胞

「スタッフさいぼう」は忘れ去られる運命なのだろうか。それならここに残しておいて、2014年の流行語として思い出されることがあるかどうか後で検証しよう。
さて、STAP細胞の論文は共著なのに、マスコミが担ぎ出したリケジョだけが疑惑の人として騒がれる展開はおかしい。若山教授以外の共著者は今、何をしているのだろうか。

無断引用

博士論文にも無断引用が指摘されている。コンピューターによって文書が簡単に書けるようになった今、無断引用をついしてしまうことは残念ながらあるだろう。だから悪いと思っているならまだ救いがあると思った。しかし

下書き段階のものが間違えて製本されてしまった

と言ったそうである。この発言自体がその場しのぎであり、科学者として致命的だと思った。下書きとして引用をして後で書き直すということ自体が論文以前に作文としてあり得ない。作文は、書きたいことをまず決めて、それに対して肉付けを行っていくものである。肉付けするにあたって、他の人も同じことを言っていることを示すことで、自分の論理を強化できるときには引用を行う。
作文を書くときに、引用から着手し、校正を加えて仕上げるという発想は中学生が持つのは仕方がないが、大学では補正されるか、補正されなくても間違いとして理解できなければ卒業をしてはいけない。実験ばかりできれば偉いのではなくて、科学者は表現する基礎を理解していてほしいなと思う。後進の考え方を変える作業をしているのだから、論拠がぐらついていては困る。

ちなみに

この「作文の練習」は、思った順番に書いている。時間がないときはそのままなので後で読んだら意味不明なエントリーも残念ながら存在する。