老人差別なのか
「今時、ICカードが普及した都会の駅できっぷを買うのは老人ばかりであり、老人に不公平な制度変更である」という主張をWebで読んだが、わたしは賛成できない。
今のお年寄りは自動車を運転し、ラジカセを操作し、自動券売機もプリペイド磁気カードも使いこなしてきた世代である。ICカード弱者のように扱うのは失礼である。利用機会が少なくて切符を買うのであれば損するのは数円だし、千円札でチャージしても使い切れるくらい乗るならICカードの使い方を覚えればいいだけのことである。老人に限らず、機械を苦手とする人が自動券売機で会社線連絡きっぷを買うのは難しいことだが、ICカードであればチャージして自動改札にかざすだけである。ICカードはそんなに難しいだろうか。
そもそも、制度を変えることが何でも老人いじめであるというならば、日本はイノベーションをしなくてよいということか。