首都高速、距離別料金制に切り替え

日本の物価は安定していてさほどマクロ経済的にはデフレではないという意見もあるが、識者と呼ばれている人の間ではデフレという意見で一致している。運輸運賃は大きな価格変動なしにやってきた。利用台数が減少する中、今回の距離制導入で首都高速は増収となるのか。最低料金引き下げが需要を高めたり、渋滞回避の途中退出を増やし、平均単価を下げる要素はあるが最低料金による、各種割引制度の廃止によって実質は値上げなのではないかと思う。今年の首都高速道路株式会社の決算に注目である。
高速道路入り口の料金表も2段表示になり、文字が小さくて読めない。割引制度廃止で料金制度が単純化したのかと言えばそうではなく、新たな100円引き制度がたくさん作られて料金制度は複雑化している。
ETC車は出口で徴収するそうだが、出口を通る前にカードを抜いたらどういうことになるのだろうか。一般車*1はゲートなしに通過できるのだからETC車載器の電源を抜けば出ることはできそうなものだが、その次に入るときにはどうなるのだろうか。

*1:非ETC車。もう少数派なのだから一般車という呼称は変えるべきだと思う