大都市交通センサス

本日2010年11月18日5年ぶりに、鉄道の調査が開始された。
駅で封筒を配っていた。たまたまきょうは東京に行ってたくさん電車に乗ったので、3通も受け取ってしまった。しかし、1通しか使えないことを家に帰って知った。
アンケートに回答したい人だけから回答を集める方式で、統計学上問題ないのだろうか。平成17年の調査では首都圏に4,000万人の利用者のうち、回答者は0.5%の20万。封筒配布者は、受け取ってくれそうな人にしか渡していないから、回答者層も偏るだろう。
アンケートでしか得られない情報とは何だろう。ICカード乗車券が普及しているのだから、乗降データを使った方が偏りがないと思うが、調査コストに見合うデータを出せているのであれば続けてもらってよい。
見ていて、配っている人がかわいそうである。誰も受け取ってくれない。0.5%ということは、200枚さしのべてようやく1人が受け取ってくれるということだ。アンケートをもらっても何の役にも立たないという意味では、ティッシュ配りより大変だ。だからといって、懸賞や謝礼をつけてしまうとわたしみたいに封筒を集めてしまう人が出てくるのでこれも調査結果に悪影響を与える。