e-Taxの方が便利

ふるさと納税をした勤労者等に対して、わざわざ確定申告をしなくていいですよという制度がある。ワンストップ「特例」という名の通り、特別に認めてやるよ、という制度になっている。
で、何をしなければいけないの?

  • 返礼品とは別に送られてくる申請書を漏れなく保存しておく
  • 「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」に記入する
  • マイナンバーカード等をコピーする
  • 切手と封筒を買ってくる
  • 封筒に宛名を書く
  • 投函する
めんどうくさすぎる

還付手続きをしたくないと言っているのではない。確定申告でいいじゃないですか。
普段、確定申告をしない人は準備が大変ではあるが、最近はスマホでも確定申告ができる。
勤労者の場合、

  • サイトにアクセスする
  • 源泉徴収票の内容を入力する
  • 寄付した日付、寄付した自治体、金額を入力する
  • 計算結果(還付金額)を確認する

おわり!
自治体の名前はプルダウンメニューで選べるから、意外と入力は楽。マイナンバーを持っていればそのまま電子提出も可能。マイナンバーがなければ書面で出すか、利用者登録する必要があるが、そろそろマイナンバーカードでいいのではないですかね。
お金持ちなら確定申告なら5を超える自治体にも寄付することができる。もう特例が特例とは思えない。単なる罰ゲームである。

税金関係ではないが、以前、市役所にある書類を持って行ったところ「わざわざお越しいただかなくても郵送でも大丈夫ですよ」と優しく教えてくれた。
いやいやいや、

  • わざわざ切手を買うのは郵便局
  • わざわざ封筒を買うのは文房具店やコンビニ
  • わざわざ投函するのは郵便ポスト

最低3か所行かなければいけない。しかも、切手は最近まで現金ではないと購入できなかった。役所に行けば1か所で終わる。それに、後になって記入不足で返送されてくるリスクがない。その場で受理できるか確認してくれる。わたしにとっては郵送提出は何らメリットを感じない。
どうして役所との文通のために、家に切手と封筒の在庫を確保しておかなければならないのか。前に買った余りがないか探すという作業もわずらわしいし見つからないとイライラする。
実は、直接持参がわずらわしいのは、委託業者に開封と受理確認を外注できなくなった、窓口担当者さん本人なのである。