高速道路を走るバスやタクシーに乳幼児を乗せたとき、シートベルトをしめることができない。ベビーシートやチャイルドシートが用意されているとは思えない。
バスの運転手は「座席指定ですので、お子さんが座席を占有する場合は別途料金がかかります」と、暗に膝乗せを勧めるようなことを言うかもしれない、というか、実はそういう現場を目撃した。
大人の安全確保は義務だが、乳幼児は衝突事故のときに吹っ飛んでもよいという運用はいかがなものかと思う。
だからといって、乗り合い自動車に乗せないというのも現実的ではないので悩むところだ。例えば「シートベルト着用率が上がり、死亡者数数はわずかだった。ただし、乳幼児だけが前方に飛ばされて窓ガラスを突き破り・・・」というような事故が起こらないと改まらないだろう。永遠に起きなければ、それにこしたことはないけれど。
