深夜時間帯も増発してほしい

 京王電鉄が2005年3月のダイヤ改正で深夜時間帯を増発する。京王は最近、深夜帯の臨時電車の運行や深夜バスの運行開始を次々と打ち出している。すばらしい。
 遊んで帰る人はともかく、毎晩遅くまで残業して帰る人は毎日100%の確率でひどい混雑の電車に乗せられている。終電間近はしょうがないとか、24時間のうちでたった2〜3時間程度だから許してほしいとかいう発想はいい加減にやめてほしい。
 朝ラッシュの混雑率を基準に投資計画を考えるのもやめてほしい。朝ラッシュが150%ならば深夜は身動きが取れないくらい混んでいてもいいというのはおかしい。
 深夜増発の費用がどうしても負担だというのなら、本音では昼を減便すればいいと言いたいが、そうはいかない*1と思うので、22時以降に入場する際の普通運賃を50円増しにすればいい*2。22時の直前に買った切符で入場できないことが混乱を招くおそれがあるが、自動改札は定期券と普通券の併用が可能なのだから、割り増し券を作って普通券と同時に通すように設計すればいい。負担が困る企業は深夜まで残業させることがなくなるだろう。定期券利用者も増える。
 深夜帯に女性専用車両を走らせるというのも悪くはないが、それよりも痴漢の動きが見える程度に増発したらどうだ。
 22時以降もデイタイムなみに走らせるべきだ。特に東京メトロ


銀座線京橋駅 浅草方面 平日
 デイタイム 20本 (時に座席が埋まる程度)
 23時台 10本 (身動きが取れない)
東西線茅場町駅 西船橋方面 平日
 デイタイム 12本 (座席はかなり空いている)
 23時台 7本 (身動きが取れない上、常時朝ラッシュほどの圧迫感がある)

*1:深夜ならばその先は自社の車庫に入れるだけだが昼間の場合は相互乗り入れ先との調整が大変

*2:路線バスは倍額で運行している会社がある。ただ、深夜バスが走るような街の場合は均一制でもともとの額が200円くらいだから倍でも許されるのであって、800円の区間が1,600円になったらさすがに高い。また、定率割り増しだと制度を導入した社と制度を導入しない社との連絡乗車券の運賃計算が複雑になる。定額の割増運賃が望ましい