次に株が暴落する時

 2007年は公的年金で大騒ぎしているが、庶民のお金はリスクマネーだらけ。
 庶民がNTT株に手を出したときは、素人が手を出したのが悪いと言われた。変額保険もそう。でも、今では「これからはリスクマネーにも投資しましょう」なんて言われて久しい。
 確定拠出年金とか、郵便局で投資信託とか、株が下落したら個人が直接損を被る仕組みが普及して久しい。今後は不況の度に国民の一定割合の人が老後の蓄えを失っていくこととなる。恐ろしいことだ。
 リスク分散が防衛策とされるが、では実際に株の暴落が始まったときにきちんと株を売り切ることができるだろうか。うまく行っても、売ったときにはすでに数%失っているし、うまくいかなかったら数十%の単位で資産が切り崩されていく。株資産を債券に切り替えたとしても、債券が上がる保証はどこにもない。一過性の下落だったら対応した分だけ手数料損である。どうしたらいいのだろう。

で、今の株式相場でどうしたらいいのだ?