給油所では、近隣地域同時一斉値上げという状態。とうとうハイオクが150円を突破した。
単位距離あたりの走行コストは燃費とガソリン単価で求められる。
単位距離あたりの走行コスト = f (燃費, ガソリン単価) = g (1/単位ガソリン消費あたりの走行距離, ガソリン単価)
わたしの給油している所では、2006年8月に5.6%値上げした。走行コストを上げないようにするには、燃費を5.3%下げなければならない計算になる。そのためには単位ガソリン消費あたりの走行距離を5.6%増やす必要がある。しかし、例えばリッターあたり10km走る車は560m余計に走るようにエコドライブ*1に努めなければならないわけで、これは結構つらい。リッターあたり20km走るような燃費のいい車は1,120mになるわけで、エコカーに乗っている人ほど目標がきつくなる。
エコドライブ以外に何ができるか。乗りたいときに乗るという前提で行けば、
- エアコン稼働が高い「夏の真昼」「冬の深夜・早朝」は避ける
- 渋滞のない夜に走る
というのはなかなか難しい。
- 低燃費走行が可能な高速道路を使う
というのは、結局のところ高速道路料金がかかるので、走行コストを下げるという趣旨に反する。
- エコドライブグッズを使う
という手もあるそうだが、果たして費用を回収できるのかどうかはわからない(特に、休日ドライバーの場合)。
残る手は、
値上げする前にこまめに入れる
ということになる。自動車は、燃料タンクが空に近づく方が燃費が下がるので、頻繁に給油すると燃費が上がってしまうのだが、それでも値上がり率が激しい現在では合理的な発想である。
問題は、環境にやさしくないこと。一番いいのは何もしないで
車を使うのをやめる
ということのようだ。
*1:アクセルやブレーキのタイミングの工夫、あるいはアイドリング時間の短縮など、運転操作の工夫で燃費を高めること