衆議院解散で民主党を観察 その2

 岡田代表が、政権奪取できなかったら代表を辞任することを表明したという。

誰もそんなことには関心がないのに。

 選挙に負けたら次の機会はないと言われている党である。そんな党の代表の座を明け渡しても誰が望んで後を継ぐのだろう。岡田さんの野党党首としての特権は、国会での党首討論で、首相がのらりくらりはぐらかす言葉遊びにつきあえることだけである*1。小泉さんが首相と自民党総裁の座を降りるのとはわけが違うのである。そんなことを小泉さんより後で言っても意味がない。
 たとえば、前職議員が街頭演説で「わが党の代表も退路を断ってがんばっています」と言ったとする。民主党支持者でさえ「あっ、そう」で終わるだろう。しらける発言である。
 

*1:衆議院は解散したからその権利は今はないのだが