民主主義の破壊

子ども手当法案、郵政改革法案で与野党対決が加熱。
強行採決を連発してきた自由民主党の議員が、三党連立政権に対して民主主義の破壊を危惧する発言をする。

  • これまでも何でも破壊されてきたが、破壊してもしても破壊しつくされないということは、日本の民主主義が強固である証拠ではないか。
  • 「野党時代の民主党は民主主義の破壊だと主張していたが、与党になったら自分たちもやる」という。民主党の肩を持つわけではないが、与党もしくは第三極政党の立場でこんなことを考えてみた。
与党時代の自由民主党は民主主義の破壊だと言われて続けてきたにもかかわらずやめなかったが、野党になったら自分たちもそれを主張する

もう少し趣向を凝らした言い方はないのか。最も民主主義を破壊するのは、野党が建設的な議論を持ちかけないことである。

  • そして、最後にもうひとつ言いたい。
衆議院解散までして強健発動してしまった小泉元首相の息子が言うな。

強行採決では決まらない普天間移転

福島前国務大臣が罷免されたが、衆議院圧倒的過半数でも辺野古移転は決まらない。アメリカが絡むから? 地方自治が絡むから? いや、国会が何も決めないからだ。鳩山首相がなかなか決めないって言っている議員はおかしい。議員ひとり1案ずつ、「沖縄反対」以外の案を持ってきてもらいたい。県内反対なら反対なりに「絶対テニアンにします」とか、アクションプランを出すべきだ。その意味では社民党は悪くない。ただ、実行力がなかった。他の与党議員は首相の決断が出るまで沈黙を保っているが、行政とは別に立法府は仕事をするべきだ。
政府方針や閣議が話題になっていたが、国会は特別収容法を作って行政を支援するべきではないか。
ところが、議事録を読んでも首相の揚げ足取りばかりである。4月9日の安全保障委員会の議事録*1では、小泉議員*2が首相の「数日」と発言してから1週間以上経つことに突っ込みを入れていた。それに対して防衛大臣は「場所は特定しない」という。議員だって大臣だって特定してもいいと思う。まあ、その後、辺野古になったわけですが。

消費税は上がらない

普天間問題ひとつ決められない政治。消費税はたぶん自民党にも民主党にも増税できない。シナリオは2つ。

  1. 国は破綻し、ハイパーインフレ時代の到来だ。
  2. 政界再編。実行力がある政権が誕生する。

*1:http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001517420100409004.htm

*2:再登場ですが進次郎さんが気に入らないわけではないのです。たまたまです