新内閣いじり

2018年10月に新たな改造内閣が発足。
再び自民党総裁に選ばれた安倍首相はもう次はないといわれていて、外野はいつもにも増してこき下ろすのだろうなと思っていた。
発足の記者会見で首相がスローガンを言わされるのが通例になっていて、今回は全員野球なのだそうだ。このスローガン発表が号砲となり、野党担当記者は野党党首の記者会見から悪口を拾う。与党が連立を組んでいても、与党党首よりも野党党首の方が多いから、テレビニュースなどで続けざまに見ると増幅効果が高い。どの党首も聞かれるのが分かっているので随分前から考えていたのであろう。誰も野球には触れずに、共産党は閉店セールとコメント。そんなことを言っても次も自民党商店は開いたままのような気もするが、どうか閉店させられるよう政権交代に向けて頑張っていただきたい。
次は大臣に対するいびりが始まる。留任する麻生財務大臣が批判を一手に引き受けているようであるが、一部別の大臣についても資質を問う論調が見られる。ただ、内容を読んでみると大臣かどうかは関係ないようで、わかっていたなら国会議員として資質を問う問題提起をもっと早くすればいいのにというものもある。大臣でないと批判する気にならないのだろうか。
最近は政治家もSNSやネットに発信できるようになったので、実は与党側も新大臣をたたえるコメントを出すことができる。マスコミや評論家、そして野党から言われ放題ではなく、お互い言い合えるようになっている。今回は山下法務大臣の抜擢を祝う同僚議員のコメントが目立つ。不祥事を起こすと、このとき誉めてくれた同僚にも迷惑になるので、頼まれて誉めている人はいないだろうし、誉められた人は迷惑がかからないよう頑張ってくれればよい。