電車が止まった

 駅のホームで電車を待っていたら、停止位置よりかなり手前で電車が急停止した。はやりの運転誤操作ではなく、近くの踏切でアクシデントがあって安全装置が働いたらしい。
 すべての車輌がプラットホームに入っているのに、扉は開かない。あと数メートルだから気を利かせて進めてもいいような気がするけれど、安全が改めて見直されている今日、非常停止信号を解除することはないらしい。解除したら「安全装置をむやみに解除した」とまたJRバッシングが始まってしまうかもしれない。
 さて、車内に目をやると、もじもじしているおばさんを発見。どうやら、トイレに行くのを我慢しているらしい。一歩でもトイレに近づけるように、ホームの階段の前まで移動していたが、停止信号解除後、さらに数メートル進むことを忘れているみたいである。ひとつ後ろの車輌で待つ方がいいと助言してあげたいが、ドアはしまっているので聞こえないだろう。

早くドアを開けてあげて!

 非常停止から5分経って扉は開いた。踏切は安全に渡りましょう。