ちょっと20世紀に戻ってみた

 ふだんは、CF*1カード型のPHSと、電話型のPHS、携帯電話(ほとんどゲームとメール用)の3種類を持ち歩いている。少し持ちすぎだが、めったに電話はかかってこないし、あまり拘束されている気はしない。
 外出先で、パソコンをPHSダイアルアップでインターネットに接続しようとしたら、圏外で入らない。部屋を出て、電話型のPHSを使おうとしたら電池がほとんどない。
 どうしても連絡したくて携帯電話でかけたら、基本料の安い料金プランのせいか、NTT移動通信網(現:ドコモ)・IDOセルラー時代かよと思うほどすごい料金を取られた。しかも、こいつも電池が残り1本。こいつまで電池がなくなると、しまいには電話番号もわからなくなる......
 不幸なことに、もうひとり別の所にかけたくなった。困り果てて見回すとなんと緑の公衆電話を発見。数年ぶりに使ってみようと意気込む。かばんをまさぐっていたら、出てきました、

テレホンカード。

PHSにかけたら、驚くべき速さで度数*2が減っていく。「度数が少ないんですけど」と相手に言っても「どすうって何?」という感じで理解してもらえない。20世紀なら、それだけで「早く話を切り上げたい」という気持ちが伝わったはずだ。そんなことを言っている間にも度数が減っていく。クイズ$ミリオネアのライフライン*3のひとつ、テレフォン利用者の気持ちがよくわかる。

1時間に4種類の電話機を駆使したのは、今日がはじめてです。

*1:コンパクト・フラッシュ、http://d.hatena.ne.jp/o1y/20040924

*2:未来の読者のために説明しておくと、テレホンカードの残高を表す数字。1度数10円相当だが、100度数を超えるカードにはプレミアがついている。最近は偽造カードが横行したため、105度数1,000円のカードが最高額面である。NTT加入電話の市内通話ならば60秒話すことができるが、移動体通信が相手だと数十秒に1度ずつ減る。度数は電話の表面に数字で常時表示されている。度数が0になってから硬貨または新たなカードを投入しないと、次の課金が行われるタイミングで電話が切れてしまう

*3:http://www.fujitv.co.jp/quiz/rule/officialrule.html