ワンマン

 最近は、都会の鉄道でも車掌が乗っていない電車が増えています。ホームドアやカメラ、車内モニターを設置することで、長い編成でも安全にドアを閉められるようになったのです。
 ある駅で発車間際、進行方向(先頭方向)側の方から走ってくる人がいました。いったん完全に閉まったのに、運転手は再び開けていたようでした。
 今までだったら、車掌からは遠くの方にしか見えない人たちでしたが、運転手から見ると、目の前に見えるわけです。しかも顔も向き合わせで「開けてぇ」という顔をして、息を切らしながらこちらに向かってきます。
 ホームドアは、運行ダイヤに余裕のある路線にのみ導入されます*1。ここで乗せなければ、乗客が次の電車を長々と*2待たされることもわかっているわけです。
 駆け込み乗車はいけませんが、先頭の車輌に乗る人は今までよりももう少し粘ってみましょう。

*1:「安全のため、すべての路線にホームドアを設置せよ」という意見もあるかもしれませんが、過密ダイヤの路線でホームドアを設置すると遅延が発生したりひどくなったりするでしょう。遅延がひどくなればホームには人があふれ、別の問題となります

*2:地方路線ほどではないですけれど