おてがる配送がわかりにくい

オークションサイトを利用した。

便利な配送サービスの今後が心配

  • 匿名
  • 荷物の追跡が可能
  • 伝票はラベルプリンターから出力し、手書き不要
  • 料金をサイト内のシステムで処理するため窓口での支払い不要(あるいはポストやロッカーへの投函で発送が完了する)

など、オークションやフリーマーケットに便利な配送サービスを利用できるようになっている。
ただ、2023年にクロネコヤマトによる集配を残しつつ宅配部分を日本郵政の配送網に切り替えることが決定している。
競争がなくなるのではないかと心配している。

まぎらわしい

今回の決定はサービスの統合に近づくので、この際だから名前をもっとわかりやすくしてほしい。
メルカリ、ヤフー、楽天の3つでいいから、比較表を作ってほしい。
メルカリは一覧表を用意しているが、取引サイト側ではなく、運送業者側で整理してほしい。
例えば、クロネコヤマトの営業所から出すなら、メルカリ、ヤフー、楽天のどれにするか、という観点で選びたい。

実際に間違えた

オークションに参加するときに配送方法を選択する必要がある。匿名で落札できるのか、送料はどちらの負担とするかなどを入札者に提示する必要があるからだ。
しかし、うっかりして選択を間違えた。
似た名前のものが多すぎる。そして、ゆうパケットプラスを選んだつもりだったのに、きちんと画面をタップできていなくて、一番最初に書いてあったゆうパケットポストminiを選択していたらしい。
落札されるまで何度も見ているはずだが、選択誤りに気づかなかった。
箱を送ろうと思っていたのに、ポストminiでは封筒になってしまう。

オークションサイト側では、送料負担の方法が変わらないのであれば1回限り変更を受け付ける仕様になっていた。
それはありがたい。

ただしヘルプには注意書きがあった。

ゆうパケットポストminiで2次元コードを読み取れないときは、ほかのおてがる配送に変更できません。おてがる配送以外での発送をご検討ください。

これの意味がわからない。

  • 2次元コードを読み取れるときがあるのか
  • おてがる配送ゆえに手順が簡略化されているのではないか、つまり2次元コードを読み込ませた時点で封筒での発送が決定してしまわないだろうか

いろいろ不安になってくる

AIチャットボットに聞いても配送方法の案内が書かれた定型文しか表示してくれない。書いてあることが理解できない人には対応してもらえない。

実際に試したので、わたしが日本郵政の代弁を試みる。

  • ゆうパケットポストminiからの変更
    • あなたは配送方法の指定画面において、専用封筒が必要なサービスを選びました
    • 封筒で送ろうとしたけれど入らなかったんですかね ←決めつけるな
    • でも、使おうとした専用封筒は手元にあるのではないでしょうか ←そこも決めつけるな
    • だから、とりあえず封筒のバーコードをスマホに読み取らせてください
    • 読み取らせた後で、配送方法の変更を1回限り受け付けます

ゆうパケットプラスで送るつもりだったので、最初から、ゆうパケットプラス用の専用箱は手元に用意していた。
しかし落札直後の画面からただちには配送方法を変更できない。
先に引用したヘルプでは、「おてがる配送以外での発送を」と安易に提案してくれているが、匿名配送で合意している相手に対して、落札後に「住所氏名を教えてください」と言うのはハードルが高い。
また、通常のゆうパック、宅配便にしたら料金も跳ね上がる。

ローソンに行った。
メルカリ用のゆうパケットのバーコードを見つけたが、オークションサイトで使える「ゆうパケットポストmini専用封筒」は売っていなかった。
次に郵便局に行った。
とりあえず、ゆうパケットポストmini専用封筒を購入。ただちに使う予定はないが1枚20円だという。
さすがに、本屋でスマホを駆使する新型万引きにように「バーコードだけ貸してください」と局員にお願いするのもなんだかなと思い、普通に買うことにした。
間違えた自分が悪い。20円は勉強代だ。
オークションサイトのシステムにアクセスをして、封筒のバーコードを読み取り、次の画面にある「配送方法の変更」をクリック。
専用封筒は3秒で用済み*1とはなったが、無事、ゆうパケットプラスに変更することができた。

選択を間違えなければおきがるなのだが、
ゆうパックに加え、ゆうパケットができ、それにminiとかプラスとかいろいろなものがあり、さらには包装材指定(専用箱、専用封筒)の有無がある。
だから、
ゆう+パケットポスト+mini+専用封筒
という長い名前になり、かつ語尾だけが微妙に違うサービスがたくさん生まれている。
郵便局なら次の通り。

宅配便版は省略。

オークション、フリマのアプリ側が、他のアプリに乗り換えるためにわざと似たような名前のサービスを乱造しているのではないかと疑いたくもなる。

*1:何かの機会で使えるだろう