お前が言うかね
ロシアでは西側のネットも禁止し、当局よりの発表しか出なくなっている、と日本で報道されている。日本国内であんなコロナ報道をしておいて、よく他所様のことを言えるものだと感心してしまう。
出口が見えない
戦局の出口が見えないという議論はマスコミに任せておくとして、ここでは経済制裁やスポーツ国際大会からの排除がどうやって解除していくのかについてふれたい。誰か、その時のことを考えているのだろうか。
まさに日本のマンボウやマスクと同じで、もうマスクなしでいいですよって言うのは私じゃないとみんなが思っている。岸田総理も思っている。しかし誰かが言ってくれないと困る。
ロシアは国家としてまもなくデフォルトするとされているが、送金が禁止されていると破綻処理すらできない。
こうなると、西側との分断が解除されるきっかけが何になるのかも全く見えない。ロシア政権の転覆を外国から仕掛けることはできるのか。核兵器を持っているので正攻法ではうまくいかない。
国連の解体
というころで、分裂の修復が極めて困難ということを前提とすると、国際連合は中露の安保理事会拒否権によって何もできていない。
分断の出口が見えないのであれば、残念だが西側だけで新たな意思表示ができる仕組みが必要だろう。
国連から中露を追放することはできない。かつて国際連盟から日本の松岡外相は脱退を宣告して議場を去ったが、今のロシアには脱退する動機がない。
では、ロシア以外がこぞって脱退して新連合を作るしかなかろう。
ただ現国連は残しておいて中露の提案は他の常任理事国が拒否権を連発する。
各国が国連への拠出金を新連合に切り替える。現国連を資金面で支えるのは中国だけ。すべて拒否権を連発すると、国連ビルを北京やモスクワに移転する決議も否決されるので、アメリカは国連ビルの維持管理くらいは続けることになる。
米国はNATO軍には加われないとしているが、新国連軍には加わるかも、と言っておけばいい。ただ、追い詰めて核兵器使用を決断させないように慎重にやる必要がある。
国連にある様々な国際機関はできるだけ新連合に取り込む。国連職員も辞表を出して新連合が再雇用する。
新組織を作るのは大変だが、民進党や民主党の解体、国民民主党の分裂騒ぎを経験した野党のみなさんが事務に詳しいのではないか。