北陸新幹線並行在来線

2010年6月5日、asahi.com新潟版に並行在来線三セクの記事。新潟県第三セクター設立のための補正予算案を発表したが糸魚川市議会が難色を示しているという。
4月27日に広域連合について書いたが、どうして県内だけの内輪の議論をしているのか。しなの鉄道を母体に、長野県と新潟県富山県と石川県がいっしょに北陸州鉄道を設立すればいいではないか。いっそのこと、ほくほく鉄道と合併してほくほく・ほく鉄道にしたらどうか。
第三セクター設立の目的は在来線を残すことであって、自治体の天下り先を作ることではなかろう。それなら各県に本社機能は不要ではない。社長を県に置く必要もない。鉄路はつながっているのだから車輌の保守も1カ所でやるなり、まとめて他社に委託契約を結べばいい。
各県は自県に本社がないと経営に関与できなくて不安かもしれないが、融資や債務保証で新会社にかかわればいい。肥薩おれんじ鉄道と違って路線がひとつではないが、新会社が県を裏切って自県の区間を廃止したら資金面で牽制すればいい。
東北で、IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道が別々に経営しているのは意味がない。北陸本線を同じようにすると石川・富山・新潟の3県で分断される。JR等が企画列車を走らせようにも3社分の料金が上乗せされることになる。はくたかも4社直通になるから価格競争力がなく、廃止するしかなかろう。

せっかくの高規格路線がもったいない!

ぜひ規模を大きくして盤石な経営体制を確立してほしい。