女系天皇の議論を整理

男系維持派の意見

  • 神武以来の伝統は守るべきである
  • 男系男子が宮家に養子入りすることでより男系を維持できる可能性が高い
  • 男系が維持されれば、その中から男子が産まれる
  • 養子候補は産まれて間もないお子さまを対象とする
  • 女系容認派は皇統、歴史を理解していない

  • 女系容認派は国体破壊者である

  • 小室圭のような者が女性天皇の婿になれば皇室の危機である
  • 側室を復活させなくても宮家を復活すればなんとかなる
  • 男系維持派こそが皇室破壊論者だ

 

女系容認派の意見

  • 誰が宮家に入るのか
  • 具体的な皇族入りする候補の方はいるのか
  • 宮家に入る容姿やその家族は国民の権利を奪われる
  • 国民の権利を制限するのは憲法違反である
  • 今の制度では男系男子に后が現れない
  • 男性出産を世間から期待される后は気の毒
  • 男系維持派には、議論を先延ばしにしようとしている者がいる
  • お世継ぎが少ない現状は極めて危険
  • 男系維持派や議論の先延ばしを狙う政府は危機感が足りない
  • 皇統よりも、皇室を維持しなければならない
  • 男系維持は側室制度がなければ維持できない
  • 男系維持派こそ皇室破壊論者だ

他にも男系女性容認など、様々な意見がある。

女系容認派には、国体破壊勢力と皇室維持を考える勢力がある。男系女系を越えて、皇統または皇室を守ろうとする勢力は協力してほしい。

わたしは、皇族は国民とは異なるご存在であると考える。特定の人をかわいそうと言い出したら成立し得ない制度であると考えるので、まずは時代に合わない、憲法に合わないのは承知で、男系維持を目一杯やったらどうかと思う。

歴史の教科書を残すときに、今の時代の人間が努力しなければ、21世紀の合理性で、あるいは、20世紀制定の法によって、当時の日本人は方向転換を決めましたと書かざるを得なくなる。

 

民間人を宮家に戻すのが理不尽とは言うけれど、南北朝分割や統一、GHQによる宮家の削減のほうがよほど理不尽であった。

そんなことがあっても維持されてきたのが皇統だとされている。

男系維持だろうが、女系だろうが、大きな制度変更は伴うので、旧宮家のお子様は男女問わず全員養子入りするくらいはやってみたらとは思う。また、養子入りは皇族内の同意でできると思う。側室制度があってもいいのではとも思う。

女系容認派が、そんなのかわいそうと言ったところで、女性天皇を認める案だって愛子様ならかわいそうではないのか。憲法で門地による差別は禁止されているとか言うけれど、世の中にある理不尽を放置している現状で皇室周辺の民間人だけ完全自由を目指すのは無理がある。

一方で、男系維持派がおっしゃっているような、男性民間人を皇室に入れることによるリスクについては、民間人を后とした時点ですでに顕在化したリスクであり、男系であればY染色体によって品格が保たれるという意見であれば同意し難い。

 

完全に科学的で論理的で差別がなくて自由なやり方はない。ちなみにそれを目指すと日本も皇統の拠り所を失い、アメリカか中国あたりに飲み込まれて国体が消滅するだろう。左翼の思うツボである。