電力自由化

東京電力でも電力自由化に向けてWebサイトを開設。さりげなく中部・関電管内の料金プランを提示するなど、攻めの姿勢も見せているが基本的に流出防止のための取り組みであろう。
トップページに以下の記述。

従量電灯B・C(月平均のご使用量が300kWh未満)や電化上手にご加入のお客さまは、電気料金のみを考えると現在のご契約を継続されることをオススメします。この場合、お手続きは不要です。

従来プランの廃止はなく、電力自由化に合わせて追加されるだけとされているが、実際には従来の割引プランの新規受付は終了する。2014年に通話からデータ通信へのシフトに合わせて携帯大手3社がプランを刷新したのを思い出させる改悪だが「電気料金のみを考えると現在のご契約を継続されることをオススメします」と明記しているので、新プランがお得だと決めつけている携帯3社よりは誠実だ。

一般的な使い方の家庭は縛りと引き替えに値下げとなるが、少ない家庭と多い家庭は値上げとなる。

2016年1月現在、Webでも新プランについて取り上げているサイトは少なく、電力会社のサイトが目立つ。価格.comが比較サイトを立ち上げたくらいか。供給側はもう少し勝手に盛り上がるのかと思っていたが意外である。