風呂掃除 つづき

http://d.hatena.ne.jp/o1y/20110814#1313318423
システムバスメーカーの業界で、各社対抗掃除選手権をやってもらいたい。
<ルール>

  • 各メーカーが標準仕様のシステムバスを持ち込む。
  • 黒カビ・赤カビを模した汚れを風呂全体に塗りたくる。タイル目地やねじ穴など、スポンジが届かないところにも塗りたくる。
  • 一般的な掃除用品を使ってすべての汚れを落とすのにかかる時間を争う。業務用やホームセンターで売られている便利グッズの使用は禁止。

メーカーは、日常的に掃除をしていれば汚れはつきません、と思っているかもしれないが、実際は掃除しにくいところがたくさんある。スポンジで掃除できない場所をなるべく減らすような工夫をしてほしい。
例えば、我が家の浴槽横についている外装板。表面はでこぼこはないが、板を外すと裏側は平らではなく、格子状の梁になっている。原材料を減らしながら強度も維持し、輸送時の燃料代も軽くなっていいことだらけのようにみえるが、格子の隅の1箇所ずつに黒カビがたまる。スポンジではかき出せないので、1箇所ずつ歯ブラシでこすらなければならない。製造して売っておしまいではなくて、その後何年も続く掃除のことを少しは考えてもらいたい。
毎週1回、掃除しにくいところのカビ掃除を行うとして、1箇所2分だとする。ねじ穴5箇所、凹凸10箇所だとしたら、1回30分余計にかかる計算になる。最新のシステムバスは汚れがつきにくい素材を使っているから、掃除しにくい場所がなければシャワーをかけるだけで十分な場合もあり、誰も欲しがらない曲線デザインや、凹凸のために30分余計な時間を消費者に使わせていることになる。1年は52週だから1,560分で、時給900円に換算したら23,400円。スポンジ、洗剤、水の費用を考慮したら年間3万円である。毎週メンテナンスせず、年1回業者に来てもらうとしても同じ料金がかかる。
システムバスを15年使うとして、もし無駄な凹凸が一切ないお風呂が売られていたとしたら、45万円値段が高くても十分価値があるということである。しかも、目立たないところにカビが生えることもなく、カビ臭が発生することもない。なぜ、メーカーは45万円を取りに行こうとしないのだろうか。