小渕経済産業大臣辞任

ずさんな会計処理で辞任ということになっているが、そもそもあからさまな買収である。
わたしは今時そういうことが行われているのか、という感想をもった。でも、実際に選挙区内で贈り物をもらった人はどう思っていたのだろうか。
また、観劇会の収支差額は無料招待による動員という説をネットで見かけた。もしそうであればネットで誰かが暴露してもよさそうなものだったが、大臣になるまで野党やマスコミが隠し球として持ち続けたということは相当後援会の結束が堅いか、会員がよほど法に疎いかどちらかだと思った。
政治資金規正法は贈賄側をがんじがらめにしているが、むしろ収賄側をこらしめなければならないのではないかと思う。小渕さんは大臣を辞職し、この先議員辞職するのかどうかはわからないが、前大臣だけを責めるのではなく、ネギやスカーフをもらった人を検挙するとか、贈り物をもらった人は受領証を送り主に発行しなければ違法とするようにしなければ政治と金の問題は前進しない。
うちわが有価物かどうか、証紙さえあればよいのかどうかの論争は意味がなく、うちわがビラであろうがなかろうが、政治家や政治団体が配っているものは名刺以上の大きさのものは恐くて受け取れない(もしくはもらっただけ面倒くさい)、文書で読みたければWebからダウンロード、という雰囲気にしていかなければいつまでも政党助成金と企業団体献金を使った買収は続く。