お客様満足度第1位

最初にこの言葉を広告で見かけたときは、顧客に愛されたサービス、あるいは品質維持に力を注いだサービスであるというよい印象を持ったが、今やあちこちにいろいろな分野のお客様満足度第1位があり、同じ分野の中でも複数の自称第1位が存在する。調査会社の調べということにはなっているが、調査をさせたのはナンバー1と呼ばれたい会社なので事実上自称のものが紛れている。
お客様満足度第1位は、尖った特長はないが、何となく悪くないという平凡さの代名詞になっている。他社との差別化が難しいというぼやきにも聞こえる。どんな施策が1位評価につながっているかまで説明できないと、調査した費用が無駄になるだけだ。