国土交通省も「作文の練習」を見ているのかな

 朝日新聞の2006年元日朝刊のトップ記事は「耐震偽装防止、建築主に保険加入を義務付け 国交省検討」だった。
http://d.hatena.ne.jp/o1y/searchdiary?word=%bd%bb%c2%f0%a1%a1%ca%dd%b8%b1%c0%a9%c5%d9
ここで書いていた通り保険制度に議論が向かっているようだが、国の方針はさらに「義務化」にまで踏み込んでいる。

保険料負担は住宅価格の引き上げにつながるため、住宅業界には慎重論も予想される。また、姉歯建築士がかかわっていない建物についての国交省の調査で、強度不足が多数見つかった場合、保険料が高くなることもありうる。
 このため国交省幹部は「『第2、第3の姉歯』に拡大しないことや、建築確認時などの点検強化が保険の義務化への前提になる」と話している。

とあるが、

  • 現在の図面検査サービスや内覧会同行サービスの料金は数十万円程度。数千万の買い物で消費税にも及ばない出費が「引き上げ」というのは世論誘導だろう。
  • 「第2、第3の姉歯」もそうだが、イーホームズの検査が甘かったというのが本当ならば、新保険制度では第2、第3のイーホームズを検査機関にしないことが重要である。