PHS、震災時に強く 規制少なく「つながった」「見直されてもいい」

4月17日の産経新聞より。
PHS東日本大震災において優秀だったそうだ。「PHS」という言葉はFirefox 4の辞書に入っていないようで、もう忘れかけていた。加入者数や加入者の密度が3G携帯電話と同じ条件にしたらどうだったのかはわからない。そもそも災害前から通じないエリアもあるので総合的にはどちらがよいかは人によると思う。

よりよい規格に反映を

ウィルコムPHSの実績をアピールをするのはかまわないが、これからPHSに戻るつもりはない。個々の利用者が気にするのではなく、将来の携帯電話規格を決めるときに携帯電話事業者に考慮してもらいたい。4Gは高速化に重点が置かれていた。人口密集地ではWiFi接続との併用も実用的になりつつあるが、常時WiFi基地局を探すため、利用者が手動でコントロールをしないと電池の持ちが悪い。
第5世代が登場するころには何がベストなのか。信頼性で競争してもらいたい。

暗記が一番

防災普及活動などをしている財団法人「市民防災研究所」の細川顕司事務局長(67)は「PHSなど複数のツールを持っておくことも有効だが、災害が起きたら携帯電話は使えなくなることを念頭に、日ごろから、必要な電話番号などはメモに控えておくなどの対策を取っておく必要がある」と指摘している。

公衆電話が利用できるようにメモを控えておくというのはいいことだが、被災した時にメモを持っているとは限らない。家族と使う災害伝言ダイヤル、遠隔地の親類の番号くらいは暗記しておきたい。昔は、よく使う電話番号は暗記するのが当たり前だった。ポケットベルの文字変換表も頭に入っていて、目をつぶっていても公衆電話から日本語メッセージを送ることができたものだ。携帯電話の時代になって携帯電話の電話帳に頼り切っているのはよくないと思った。
最近、自宅の電話番号が変わったので、金融機関や各種会員登録先に住所変更届を出した。何度も何度も何度も住所と電話番号を記入していくうちになんとか暗記できた。届出は面倒だったが、いい機会だったと思った。