たちあがれ日本

平沼氏と与謝野氏の政治信条が異なるということでは話題性に欠けるからか、みんなで高齢を指摘するようになった。
他党が皮肉るのはいい*1が、報道や掲示板でからかうのはよくない。高齢化社会なのだし、高齢者層が人口の一定割合を占めるようになるのだから高齢者の世論を反映する政党ができるのは悪いことではない。ただし、平沼・与謝野新党は高齢者の代表という位置づけではない。
政党の構成員に若手を取り込めないのに、国家に向かって「たちあがれ」と言ってしまうところに違和感を感じる。老人に向かって一斉蜂起せよと呼びかけているわけではないと思われ、すると若い人に向けたメッセージだと思うのだが、誰がついてゆくのか。
平沼氏は路線設定に相当苦労しているだろう。かつて保守を党名に掲げていた「保守新党」という政党もあったし、「ぶれない」という姿勢は国民新党のうたい文句になっている。平沼氏は「ぶれない保守」なのだが、そのままそれを掲げたら二番煎じになってしまう。党ができても、しばらくは看板に何を書くのか悩み続けるのではないか。平沼氏や与謝野氏の頭がからっぽということではないが、看板には人を引きつける何かがなければならない。
この政党に意義があるかどうかは、政策を見てから最終的に判断することとする。

*1:渡辺議員の「立ち枯れ」はよくできている