そういえば党首選のさなかだった

リーマンブラザーズの破綻もあり、政党の内輪話はすっかり話題にあがらなくなってしまった。
自民党総裁選の争点は改革続行vs財政出動ということではなかった。公明党という毒饅頭が必要な勢力と不要な勢力の争いだという解説がされると、一気に興ざめしてしまう。テレビでは与党議員に対して露骨な聞き方をしないが、ネットではみんなそう言っている。政治家はだれひとりこれに反論しない。
民主党代表選挙も、反小沢派の擁立断念の瞬間よりも、「反小沢派に投票したら小沢の締め付けにあう」という噂が流れたときの方が変な空気が流れた。今度は「大連立派に与したら公明党票を引き上げる」という。内紛が醜いのはどちらも同じのようだ。
石原候補は、推薦人集めで山崎派内の一本化ができていないことを報道陣に問われて、そんなことを聞くセンスは古いというようなことを言った。確かに今は派閥より学会だ。間違っていない。
与野党攻防にあたってのテーマ設定が、今のところ

財政の裏付けある予算消化 vs 官僚機構ぶち壊し

ということで、将来のことは無計画という思想は共通しているようだ。民主党はアクションプランを作るといっているが、官僚をぶちこわした先までは誰も想像できないだろう。責任ある与党の与謝野さんは国会勢力が足りず「来年は何もできない」と言っている*1

何を支持したらよいのでしょう。。。

*1:消費税引き上げの実現性を問われて。もちろん首相として何もしないということではないだろう