既存顧客が冷遇される構造

 ETCを新規に車載した人向けのキャンペーンが盛んです。前は外貨預金開設の場合の年利2桁パーセントというのもありました。さらに前はPHS端末をただで配るというのもありました。
 既にサービスを利用している人たちがどういう心境で見ているかわかっていますか?
 ブロードバンド回線は、新規顧客獲得競争が盛んです。家庭用回線の開通にかかる工事費無料は当たり前です。お得のように感じますが、その原資はだれが払っているのでしょうか。基本料金を払っている既存顧客です。
 我が家のADSLですが、ケーブルモデムが調子悪いです。プロバイダーに対してメールや電話でサポートを依頼したら、好感度No.1のはずのサポートが冷たいというか、慇懃無礼です。調べようがないとおっしゃいます。
 さらに、モデムは修理にも応じられない。新しいモデムを買うか、より回線速度の高いコースに切り替えろ、と言います。サービス提供開始は2年前。修理に応じられないというのは

PL法はどうなったんだ?! 国民消費者センターに訴えるぞ!

・・・とは思ったけれど、確かに調べる方法がないのは事実なので、回線増強に伴うモデムの交換でこちらが引き下がりました。
 ところが、修理に応じないという会社側の都合丸出しだったはずなのに、

サービス切替に手数料がかかる

そうです。数万円の工事が無料の時代にどうして手数料がかかるのでしょう。それは、数万円のだれかの工事費を代わりに負担しなければならないからだということはわかっているつもりですが、どうも納得いきません。そしてなにより、

レンタルの場合はモデムを返せ。郵送代はおまえが払え

という脅しめいた通知が電子メールと郵便の2本立てで届きました。正確には電子メールはADSL業者とプロバイダーから1通ずついただいたので合計3本立てでした。●日以内に返送しないとうんぬんあたりは、架空請求はがきの文面をほうふつさせるものがあります。

買い取りの方はモデムを返送しなくてよい

という断り書きがどこかにあってもいいはずなのですが、どこにもありません。わたしは買い取りだったはずですが、2年前のことなど正確に覚えている自信はないし、どうしたらいいのでしょうか。3回も脅されると、不安になってきます。サポートの人からいただいたメールを見ると、何となく自分が買い取りであることを示唆しているようにも読み取れます。ですから静観することにします。

 某ADSL業者さん、もしも、万が一、

現在の回線不調がモデムの故障ではなく、回線の不調だったら、
それでもって買い取り?端末の返却を強要することがあったら
わたしの満足度はどうなるかわかっていますかねえ。*1

こういうことはサポートの人に言ってもアルバイトさんにストレスがたまるだけなので、便所の落書きと言われようがブログに書いてみようと思うわけであります。新しいモデムが届くのを楽しみに待っています。

*1:はがきの「ご注意」欄には、通信速度に満足できない場合のNTT工事料金や回線敷設工事費用等が顧客負担になると書いてある。通信安定度に満足できない場合の回線変更手数料やモデム返送郵送費については明記がない。