東京せっかち格付け

 先日、上野に行きました。街を歩いていましたら、前にとろとろ歩いている集団がいました。ゆっくり歩くのは自由ですが、東京は歩道の道幅が狭いのに、そういう人たちに限って道いっぱいに広がって歩き、急ぐ人に道を譲ろうとしません。
 体に障害がないとも限らないので、肩をぶつけて押しのけたり、どけと言ったりしたらこちらがマナー違反になってしまいます。わたしは心の中でこうつぶやいたのであります。

仕方がない。ここはおのぼりさんが集まる街だ。

しばらく彼らのうしろをとぼとぼ歩きました。足がもつれそうになりながら。
 ここで、独断で評価する【せっかち度格付け】を公開します。

A 気を抜くと人がぶつかってきます。都会初心者や松葉杖をついている人が混んでいる所に行くのは危険です
丸の内・大手町・日本橋(いずれも商業エリアを除く。また、東京駅は除く)
B 場所によっては注意が必要です。なるべく広い通路や、すいた歩道を歩きましょう。下り階段では背後を確認し、駆け降りる人に注意しましょう
新宿、秋葉原、渋谷、水道橋、霞が関
C 地方の方々には早足に感じるかもしれませんが、普通の東京です
品川、六本木、高田馬場・池袋、新橋・銀座・有楽町、錦糸町、青山・原宿、新木場、御茶ノ水、市ヶ谷・四ッ谷、御徒町
D 時の流れがゆっくりです。これが日本人本来のペースかもしれませんが、東京の街に慣れた人は足がもつれないように注意しましょう
お台場、浅草、巣鴨、上野
その他
長い下りエスカレーター、地下鉄の乗り換え通路*1、駅前交差点は、人で埋め尽くされているにもかかわらず走っている人がいます。都内全般で難易度が高いです。

 なお、さすがの東京でも、大阪の梅田周辺のせっかちには勝てません。

*1:特に、便利なのに古いがゆえ狭く設計されている路線や、新しくても不便な場所に作られて長い通路の場合