パーソナライズ広告

Webの閲覧履歴をもとにあなただけの広告をするサービスがある。
サービスを受けたいと思っていなくても、Webサイトでポータルサイトや記事を読んでいると目に飛び込んでくる。

わたしがよく見かけるのは、ネットの通販サイトで買い物をしたときに、探していた商品が別のサイトでも表示されるというもの。
Webサイトで欲しい商品を探しつつも、買う決断ができていない人に対して背中を押す効果はあると思う。
広告は届いた全員が喜ばせる必要はなくて、広告枠を買った人にとっては届けた人の数パーセントの心を動かせれば十分なんだろう。

ただ、負の効果は見込まれているのだろうか。
すでに買った商品についても繰り返し広告が来る。しつこい。
苦情を出すことはできるが、一方的に通知するだけで効いているのか(聞いているのか)よくわからない。

高級品なら繰り返し出してもいいとは思う。
憧れのバイクを買いましたであれば、買った後も商品パンフレットを見返す人は少なからずいる。
買った喜びを増幅させてくれる。

ただ、他ブランド、他店でもいくらでも代替できるような商品は、「しつこいなあ」という感情しか残らない。
次はこの店を避けようとすら思う。
そもそも過去履歴に基づいて先回りされると、「よくわかっているね、ありがとう」と思うこともあるけれど、たいていは気持ち悪い。
便利だから使う、広告業者に提案されたから使うという姿勢はやめた方がいい。