モバイルモニターを選ぶ

【注】個人的に調べた範囲での個人的な感想です。

 

通販で家電を探すと、

  • 日本ブランドは高いけど高機能で安心
  • アジア海外ブランドは安くてシンプル

と思ってきたが、最近は違う。

中国製品の方が安いのにカタログスペックがよかったりする。

最初に見つけたのはAndroidタブレット

かつては中華タブレットといえばいまいちな製品の代名詞だった。フォントが日本語化されていなかったことが大きかったが、今では他国ブランドと遜色ない。

店頭での見栄えではファーウェイにあらゆる面でリードされていた。ただし、トランプ大統領の攻撃にあい、米国企業のOSサポートを受け続けられるかが怪しくなっている。当面はiPadが無難かなということになっているが、やはり高い。

Amazon.co.jpはすっかり中華家電に覆い尽くされている。これについてAmazonの品揃えを憂うコメントをネットで見かけたが、中華尽くしになっている製品ジャンルにおいてリアルの家電店では店頭の陳列を探すことが難しくなっている。

 

先日探したのがモバイルモニター。パソコンやスマートフォンに接続して画面を増やすことができる。PCが対応していれば電源をPCからとれるものもあり、持ち運びに便利である。最近はテレビの端子と同じものが採用されているので、外出先でビデオゲームをすることも可能。

 

Amazonで検索してみると、知らないメーカーの製品がぞろぞろ出てくる。ここで

  • これからの時代、せっかく買うなら4kにしようかな
  • USB-Cケーブル1本だけで接続を完了させたいな

と、いくつか希望をあげて絞り込むともう日米ブランドは出てこない。

信頼の日本製にしたくても、今や候補にあがってこない。ぎりぎり韓国、台湾ブランドが残っていて、残りは中国メーカー。モニターの場合はOSが入っていないので、タブレットよりも言語の壁はないし、設定画面の日本語表示も文法や採用フォントに問題がない。

外観は海外メーカーの真似、そしてブランドが有名ではないのでロゴが控え目であるか無印である。モニターはずっと見つめるもので、画面のそばに余計な装飾がないことが望ましい。そもそも、最近は狭額縁で印刷する隙間もない。ノンブランドバンザイ。

カバーが少し安っぽい。しかし、カバーはカバーだ。ロゴと異なり、使用中は見ないし、小脇に挟んで持ち運びながら見せびらかしたいわけではないから問題ない。

メーカー自営のショッピングサイトに行けば日米ブランドを買うことは可能だが、価格の他にも難点があり、魅力を感じない。日本勢にはがんばってもらいたい。

中華ブランドの注意点

ただ、今後は無条件に中国製品しか選ばないということではない。カタログスペックでは高くても、カタログスペックそのままの製品を受け取れるかどうかは最後まで心配。

サポートも最近は日本語でやろうとしてくれているが、日本人ではなさそう。言葉が通じるだろうか。誠意ある回答が来たというコメントも見られる。

本体のボタンの印字が、隣のボタンと入れ替わっていたり、箱が潰れていたりなど、使用上問題がない範囲でトラブルが起こりやすいそうだ。

わたしが買ったモニターの場合は、出荷時にモニター表面に貼られた保護フィルムに大胆なひっかき傷があり、肝を冷やした。製品には問題なかったが、包装係や検品係は無頓着過ぎる。

Amazonで納期が1週間後の日付だったので空輸なのかと思っていたら2日後に届いた。納期設定もいい加減だが、すぐ届くと言っておきながら待たせるよりはましである。

アマゾンなどのレビューだけでなく、実際に自分でも体験してみると、やはりまだまだだなと思いつつ、品質が上がってきたら日本メーカーは終わりだなとも思ったりする。