携帯電話の端末料金・通信料金分離に向けた準備が進む。4月15日、ドコモが新プランを発表。
ハードウェアは壊れにくくなったが、長く使い続けることは難しい。電池のもちとOSの陳腐化の問題は解消されていないからだ。特にOSについては更新していかないとセキュリティー上の問題があるし、新しいOSは古いハードウェアでは動かない。どうするのか。
携帯電話事業者はレンタルから割賦に変えて保有資産コストを契約者に負わせつつ、様々な割引プランで継続的に契約者に支払いを求める仕組みを作ってきた。
このたび、料金分離で事業者側の工夫に制約が発生することになったが、端末ビジネスで新たなビジネスモデルを産み出すのは誰なのか。
端末はすぐ壊れると思っている人が少なくないので、例えば「1年しかもたないけど安いこと」をコンセプトとした端末が出てもおかしくない。
これまでの安売り携帯とは異なり、主要機能のスペックは妥協しない。しかし、サポートは極力省く。壊れたら買い直し。使わなくなったらリサイクルには出せるが少し返金があるだけ。OSバージョンアップも提供されない。SIM内蔵。
受付は電話かネットのみ。ショップに来た人にも「電話してください」と案内しておしまい。
こんな端末プラン、わたしは嫌だが、政府が料金分離を進めているのだから契約者がある程度は不便を受け入れるしかないだろう。